ワインショップは敷居が高い感じの店が多いが、広尾の少し奥まった場所にあるエノテカ広尾本店も入りにくい。でも、臆さない。女性客しかいないお店にランチを食べに行くのに比べれば楽勝である。エノテカには高いワインもたくさん置かれているが予算内で買えるワインも結構あった。
月替わりのオススメワインなどのコーナーに置かれているワインにも気になる物がいくつかあったが、予算(3000円)内で買えるなんだかとってもお得なワインを発見し、それを買った。「チリのプレミアムワインの先駆者であるモンテスがカリフォルニアのセントラル・コーストの地に拘り、得意とするブドウ品種シラーで仕立てたワイン」と説明されている。モンテスは天使の絵が描かれたエチケットをよく目にする。オーストラリアのシラーズは飲んだことがあるが、スパイシーで分かりやすいく美味しかった。なんといっても55%オフ。4500円のワインが2000円で売られている。普段は手を出さないと決めている値段のワインに手が届く。思わず買った!!
色は少し黒みが強い感じで、ベリー系の香りをしっかりと感じることができる。タンニンも酸味も強く主張せずに飲みやすい感じだった。シラーズはスパイシーでチョコっぽさが前面に出ていたが、こちらは全体的に滑らかにバランスが取られているように思う。これが4500円のワインだってことなのかな? スパイシーさが隠れているはずなのでブリーに黒コショウをトッピングした物と合わせてみたら、これが大正解だった。ミルキーなチーズの味をしっかり受け止めてくれる。味が濃厚な白カビチーズにどっしりとした味わいの赤ワインは合う。
著者: へた釣り