北海道の師匠(義父)からチーズの詰め合わせが届いた。みるくのアトリエという恵庭市にあるチーズ工房の物で、箱の中にはモッツアレラが3つ、リコッタが2つ、モッツアレラのハーブオイル漬けが1つ入っていた。搾りたてのミルクの味を楽しむフレッシュチーズは北海道産がいいかも。
日本ではチーズといえばゴーダチーズのようなセミハード系の消費が多いが、欧州ではフレッシュチーズがよく食べられる。外国人客の多いスーパーほどチーズ売場に置かれるフレッシュチーズの種類や数が多くなり、モッツアレラやフェタがよく売れているのを見る。フレッシュチーズはミルクを凝固させ水分を抜いた物で熟成はさせない。瑞々しいミルクの香りや味と食感を楽しむチーズだ。当然、鮮度がよい物ほど美味しい。輸入された物は冷凍で輸入され解凍されて店頭並ぶ。それでも十分に美味しいのだが……。一方でモッツアレラは日本でも人気があるため大手メーカーが作った比較的安価な物も出回っているが、ちょっと香りや味が物足りないように感じることが多い。
「牧場のモッツアレラチーズ」は1個150グラム~160グラムでお値段500円程度と輸入物より安い。恵庭の牧場で搾られた牛乳から毎日作られているそうである。味の濃厚さという点では水牛乳製などの本家に譲るが口の中でジュワリと溢れるミルクの瑞々しさはまさにフレッシュチーズってこうでなくっちゃって気分を満喫させてくれる。定番のカプレーゼでいただく。
「牧場のリコッタチーズ」はモッツアレラを作ったときに出たホエーから作られていると思う。リコッタとは二度煮るという意味だ。生クリームは添加されていないにも関わらず、ミルクの甘みはしっかり感じることができるリコッタになっていた。1つはカッテージチーズのようにサラダのトッピングに使った。カッテージよりも圧倒的にミルクの旨味が感じられて美味しい! もう1つはクリスマス用のカッサータに加工しておいて冷凍しておこうと考えている。
「牧場のモッツアレラチーズ ハーブオイル漬け」はお酒のオツマミに最高の一品。似たような物にフェタのオイル漬けがある。オイルごとサラダに混ぜてドレッシング代わりにして食べても美味しいのだが、ハーブオイルまで全部食べてしまうとカロリーがちょっぴり気になるのでお酒のお供に少しずつ食べることにした。
著者: へた釣り