関西人にとって肉といえば牛肉のことである。豚肉は豚、鶏肉は鶏、牛肉だけは牛とは言わずに肉と呼ぶ。串カツが牛ではなく豚だと怒りだすというのも本当の話w 豚肉は肉ではではないのである。最近肉食ってない!! 最後に食ったのは…思い出せない。ステーキ58で肉分を補充した。
関西人の肉=牛肉の話を枕にしたのに、広尾商店街にあるステーキ58は沖縄風ステーキの店である。58はごっぱちと読み、沖縄を南北に貫く国道58号線のこと。沖縄ではお酒の締めにステーキを食べる習慣があるらしい。ステーキ58は夜は沖縄料理をつまめる居酒屋とステーキハウスが合体したようなお店として営業している。ランチはステーキだけでなく、揚げ物やステーキ丼などもあり950円から。
ランチメニューにもサーロイン、リブロース、テンダーロインとステーキはあるが、お値段が1800円からとランチにしてはお高くなってしまうので、日替ランチの「牛ロース鉄板焼き~四川風ピリ辛ソース~」を頼んだ。これならライス、スープ、サラダ付きで1000円。「ご飯大盛3杯まで無料」とわざわざ書かれていた。3杯までってことは1杯当たりの量はそれほどでもないだろうと考えたのだが……。
まずはサラダがやってくる。サラダはよくあるランチサイズで、量は少なめ。レタスと玉ねぎ、コーンが盛られたものだった。テーブルにはさまざまな調味料が置かれており、シークワーサーぽん酢やA1ソースが気になったが、ここは大人しくドレッシングをかけていただくことに。
続いてやってきたのが熱々の鉄板の上でジュージューと音を立てている肉の塊。鉄板焼きとあったので薄くスライスされた肉を焼いた物を想像していたが、立派なステーキである。肉の上にはピリ辛ソースにネギ、ガーリックチップ、肉の下には火が通りすぎないように玉ねぎが敷かれ、付け合わせはコーンとホウレンソウ。肉は赤身でほどよい弾力があり、旨みもしっかり感じられる。四川風ピリ辛ソースはまさにピリ辛。単調になりがちな赤身肉を飽きずに食べられる。
ご飯とスープも運ばれてきたが、ご飯の盛りを見てあちゃ~~~っとなる。平皿にこんもりと盛られており、大盛りが基本だったみたいだ。糖質オフを始めてから出会った、ご飯量が一番多い店かも。でも、出された物は残さず食べる方針なので食べた。でも、次回からはご飯は半分くらいでとお願いしよう。スープはオニオンスープだった。
牛ロース鉄板焼きはまず四川風ピリ辛ソースが付いた部分を食べて、ソースが付いてなかった部分は味変して楽しむことに。調味料の横には小皿が置いてあり、自分好みの味を楽しんでいいと示唆してくれている。大根おろしがあったので、気になっていたシークワーサーぽん酢をかけてちょっと和風なステーキにした。
著者: へた釣り