糖質オフ生活中の外食先で居酒屋などと並んで勧められるのが焼き肉。焼き肉といえばビールをジョッキでガブ飲みし甘辛いタレのしみた肉をがっつり、〆までビビンバ、冷麺とくれば糖質的にもカロリー的にも…。かといって焼き肉屋で上品にってのももねぇ~。攻略の鍵は巻いて食う?
七輪がやってきて網が温まるまで。序盤は何とでもなる。ビールはNGなので、ウーロン割りで乾杯し、サラダやキムチ、ナムルあたりをツマミに焼き肉への期待をたかめていく。肉はタン塩から焼き始めることが多い。これも塩・コショウとレモンなので糖質的に何の問題もないので、ほかの人に取り負けないようにバクバク食う。
ここからが糖質オフな焼き肉になるか、それとも糖質カラータイマーがピコ~ンピコ~ンと鳴るハメになるかの分かれ道。ホルモン系はタレたっぷりなので手を出しにくい。カルビやロースのネギ塩味はなんだか上品すぎてがっつり喰いたい男どもで囲んだ七輪の和を乱しているようで頼みにくい。悩んだ末に頼んでみたのがサムギョプサル。これが大正解だった。
脂多めの豚ばら肉を少し焦げ目がつくまで焼く。ニンニクなどの薬味があれば一緒に軽く焼いて香ばしさを引き出しておく。一口サイズに切って、ネギや青トウガラシとともにサンチュやエゴマの葉でくるんで食べる。糖質を含むのはサムジャン(甘辛味噌:砂糖やハチミツなどを含む)だけだが、自分で塗る量を調整できるので、よほどべったり塗り続けてサムジャンを何度もオカワリするのでなければ糖質を10グラム摂取するなんてことはないと思われる。
サンチュで肉を巻くという作業が楽しいってのも大事。肉の争奪戦から一歩引いて、葉野菜の上に美味しい食材の組み合わせを作りあげる。最初に頼んだキムチやナムルが残っていれば組み合わせて楽しいし、韓国ノリをちぎって入れてみても意外と合う。肉は小さめに切って、何度も巻くのがいい。サンチュが足りなければオカワリしよう。
で、最後に、焼き肉といえばコレ! カルビを1枚か2枚か、許容された糖質量と相談して食べよう。ここまで糖質はほとんど摂取してないはず。遠慮せずにタレをたっぷり絡めて、パクリといっちゃおう。この1枚が焼き肉喰ったぁ~って余韻を味あわせてくれるのである。(ロケ地:焼肉 HACHIHACHI HIROO 88)
著者: へた釣り