健康と食について調べてみると、昔から続いている食習慣は概ね正しいということに気付くことが多いが、ごくたまにであるが正しいと信じていたことが間違いだったってことも。納豆は朝食で食べる物。食習慣はそうなっているが、実は朝よりも夜食べた方がいいと知り、どうして?と驚く。
納豆は朝食べる物。納豆といえば外食でも朝定食の定番なわけで、そういう食習慣があるってことは、朝食べるのが健康によいということが多い。ところが、納豆に関しては、朝食べてももちろん健康にいいけれど、夜食べるとさらによいと言われ始め、「夜納豆」なんて言葉もできているようである。その一番の理由が血栓を溶かして血液をサラサラにしてくれる納豆の効果が夜食べると最も作用しやすいってことみたい。
睡眠中に脱水症状が起きているのだろうか? 血液がドロドロになって血栓ができやすいのは朝方であるらしい。血栓を溶かすナットウキナーゼは摂取後、10~12時間は効果があるとされているが、朝食に納豆を食べたのでは朝方には既に効果はなくなっている。夕食に食べればちょうど朝方の危険な時間帯まで血栓を溶かすナットウキナーゼが働いてくれることになる。居酒屋で納豆がメニューにあれば頼むと飲酒による脱水症状によりさらにできやすくなった血栓を溶かしてくれるかも。
夜に食べろと急に言われても朝の納豆習慣は止められないって人は、朝も夜も食べちゃっても大丈夫と思われる。納豆は1パック(50グラム)で糖質2.6グラム、カロリー100Kcal程度。糖質はあまり意識しなくていい数字。カロリーは低くはないがほかの物を減らして調整すれば摂取許容範囲内のカロリーでやり繰りできるはず。男性ホルモンを抑制して女性ホルモンを活性化させる大豆イソフラボンの摂取量も納豆2パック(100グラム)ならホルモンバランスに影響はないみたいである。
著者: へた釣り