真夜中に急に寒気が襲ってきて、しばらく我慢したが収まる気配がない。熱を測ると39.3度。立ちあがるとフラフラして倒れそう。これはもしかして注意するようにと言われていた低血糖発作。気を失うとまずいと考え、真夜中にコーラを一気飲み。翌日、医者に行って笑われる羽目に……。
糖尿病と診察され、経口のインスリンの分泌をよくする薬を飲んでいた間は、薬局でもらったブドウ糖の錠剤を持ち歩いていた。フラフラしたり気分が悪くなったりしたら飲むようにと言われていたが、一度もそうなることはなく薬を飲まなくても済むようになった。低血糖発作についてよく理解することなく糖尿病歴8カ月(実際にはもっと長いんだろうけど)を超えていた。
時間は夜中の12時くらい。日課の腹筋(約300回)をして、疲れ果ててそのまままどろんでいると、猛烈な寒気が襲ってくる。体がダタガタ震えて止まらない。特に手足は寒く、まさに歯の根が合わない状態。汗をかいたまま寝たので体が冷えたかなと、布団に潜りこんでしばらく我慢すれば収まると思っていたのだが、1時間くらいしても収まらない。寒いはずなのに変な汗が出て、そのせいで体がさらに冷えていってるような感じ。体の節々が痛くなって寝転がっているのも限界だった。一度起きて熱を測ると39.3度。
熱の高さからしてインフルエンザに感染したのかなとも思った。でも、インフルエンザの症状にしては何の予兆もなく急すぎるって気がしないでもない。もしかしたらと思い出してしまったのが低血糖発作。立ちあがるとフラフラして気持ちが悪い。階段の昇り降りが少し怖い感じだ。ブドウ糖を飲むようにと言われていた条件に合致する。ブドウ糖の錠剤はどこにしまったか覚えてないので、冷蔵庫に入っていた妻のコーラ500mlで、市販の風邪薬を流しこむ。それでなんとか症状がいくらか落ちついた。寝ることもできるようになった。翌朝、糖尿でかかっているお医者さんへ。
たぶんインフルエンザだと思うと診察の理由を告げ、熱を測ると37度くらい。血糖値を測ってもらうと121。低血糖かもと思って、夜中にコーラを一気飲みしたことを話すと、「低血糖で熱は出ませんよ」とのこと。「いつも糖質制限を頑張っているからたまにはいいんじゃないですか」と慰められることに。インフルエンザの検査は陰性で腸に感染する風邪の一種の可能性が高いということで薬をもらって帰ってきた。
低血糖は、文字の通り血液中の血糖値が低くなりすぎると起き、60~70mg/dl以下の場合を低血糖というらしい。空腹時血糖値は一度しか測ったことはないが95だった。低血糖発作は食後に上がった血糖値が通常より急に下がったときに起こりやすいとある。症状は、
・極度の空腹感
・唇の乾燥
・手足の震え
・発汗(冷や汗)
・動悸
・眠気
・不安
として現れることが多いようだ。ただし、自律神経の異常によって症状が現れるので、どんな症状が現れるかは読みにくい気がする。低血糖発作で最も心配な意識混濁、昏睡などの症状は、血糖値が35mg/dl以下になると起こるようで、これはインスリン注射や血糖値を下げる薬を服用しているのでなければ、あまり心配しなくてもよさそうではある。
低血糖発作が起こる原因としてあげられているのが、インスリン注射、薬の服用以外に、
・食事の量がいつもより少ない
・食事の時間が不規則で食事回数が少ない
・いつもより激しい運動をした
・肥満
・アルコールの摂取しすぎ
などがあげられていた。食事は三食食べているし、量も一定。糖質も1日70グラム前後摂取している。肥満は解消しているはずだし、アルコールは2日前から飲んでない。運動に関しても2カ月以上続けているルーティンなので問題ないはず。
と、調べてみると、低血糖だった可能性はほぼなかったことに気付くし、低血糖だったかもと医者に話した自分の無知を恥じるしかない。半年以上ぶりのコーラが美味しかったから、いいやw
著者: へた釣り