ダイエット中にカロリーの高いお酒なんてとんでもない? 糖質オフならお酒を飲んでも大丈夫。飲んでいいのは糖質が入ってない焼酎やウィスキーなどの蒸留酒と、糖質少なめのワイン。ビールや日本酒などは糖質ゼロの物を例外として避けよう。居酒屋は糖質オフ向きだったりする。
アルコールのカロリーは摂取しても体内に蓄積されないエンプティカロリーだから太らないという人がいるがこれは間違い。アルコールから摂取したカロリーがまず消費されて、その後でほかの食物から摂取したカロリーが使われる。お酒は塩を舐めながらで十分という超辛党の人を除けば、酒の肴として摂取した物はしっかり太る元となる。お酒の席でも糖質を控え、インスリンを分泌させない飲み方を意識する必要がある。
糖質ゼロで安心して飲めるお酒は、焼酎、ウィスキー、ジンやウォッカなどの蒸留酒。これらを糖質を含んでいない水や炭酸水、お茶などで割って飲めば糖質を摂取しないで済む。果汁やシロップを含むサワーはNG。カクテルには糖質を含む物と含まない物があるので一概に言えないがジュースや果汁を含む物は避ける。トニックウォーターなら大丈夫と考えそうになるが、トニックウォーターは糖質を含んでいるので注意。
ワインは醸造酒の中では糖質量が少なめなので、グラスで1杯くらいなら飲んでも大丈夫そう。赤ワイン100mlに含まれる糖質は1.5グラム、白ワインだと2.0グラム。赤ワインに含まれるポリフェノールには血糖値の上昇を抑制する効果があるので、レストランやバルなどでは赤ワインを飲むのがオススメ。
日本酒あたりからは糖質量の問題で、飲みにくくなってくる。日本酒1合に含まれる糖質は7グラム~9グラムくらい。1合くらいなら飲んでもいいかなぁと思えるが、日本酒好きが1合だけ飲んで満足するとは考えれらない。美味い酒なら特にだ。1合のつもりが2合、2合のつもりが3合。そこまでくれば今日は糖質オフのことは忘れてとことん飲むぞぉ!となりかねない。手を出しちゃいけない(※自分への戒めだったりする)。
糖質に関して一番問題が多いのが、ビール。ビール1缶(350ml)に含まれる糖質は10~14グラム。居酒屋などでよく注文される中ジョッキは500mlなので、1杯飲めば糖質15~20グラム。1日に摂取できる糖質の何割かをカンパ~イ、ゴキュゴキュ、プハ~ッで、摂取してしまうことになる。どうしてもビールを飲みたいって人は糖質オフのビールを選ぶしかない。糖質オフのビールや発泡酒を置いている居酒屋も増えてきているので外で飲む時はそういうお店を選ぼう。
居酒屋のメニューは実は糖質オフを組み立てやすい。ただし、コースだと食べられない物が出てくることがあるので、少し割高になっても単品でオーダーしよう。まずはサラダ。続いて豆腐料理や酢の物などをつまんでから、塩の焼き鳥や串焼き、お刺身などをいただく。これらは糖質ほぼゼロだ。ポテトフライや焼きそばなどのジャンクなつまみには手を出さないで、大人の飲みを心掛ける。さらに絶対にやってはいけないのが、〆のラーメンやお茶漬け。ほかの人が頼んでいてもじっと我慢。
著者: へた釣り