5月の通院日から6月の通院日までの1カ月間、糖質制限の手綱を緩めて少々不摂生をしてみた。ランチでは普通に1人前のご飯を食べたし、週2ペースで飲酒。お酒を飲んだときは糖質を一切気にしないことにした。HbA1cの数値が悪化すれば心を入れ替え節制しようと思っていた。
結果は0.1とはいえHbA1cの数値が下がって5.2に。この数値は世代平均値より低いので自分はまだ糖尿病を患っているのだろうか?という疑問を抱き始める。もともと毎晩晩酌をするという習慣はないので週1から2ぺースで糖質を気にせずお酒を飲めるのなら何も我慢していないに等しい。さらに、酒の席でご一緒した人にこれは食べられる? あれはダメ?と気にしてもらわなくていいというだけで気が楽だし、酒も肴も大好きな食い道楽としてはうれしい。
不摂生をしてみることにした1カ月だが、連続して不摂生をしないということだけは心掛けていた。前夜に糖質を摂りすぎたという自覚があるなら、翌日は糖質量を可能な限り低くした。糖尿病と診断されたからには膵臓の働きが人より弱っているのは間違いない。血糖値が上がった状態でさらに血糖値を上げる食物を摂取するのは避けるべきだと考えたわけだ。連日連夜の飲酒が肝臓にダメージを与えるのと同じで、連日の血糖値上昇はインスリンの分泌能力が落ちている膵臓に負担になるはず。休肝日ならぬ休膵日を設定すれば…意外と大丈夫かも?という手応えを感じ始めている。
あとは自分の膵臓の状態を把握できればどこまでやっても大丈夫かを計れるのではないかと考えている。8月にブドウ糖負荷テストを受けてみるつもり。インスリンの分泌能力が糖尿病じゃない人に比べてどのレベルなのかを知りたい。自分はまだ糖尿病?という疑問も解消するはずだし、今後の糖質オフ道楽の方針も立つ。元の食生活に戻すつもりはない。糖質オフ道楽は続けるつもりだ。その上で週に何日を休膵日にすれば健康を維持できるのかを探るのが次のステップだと考えている。
著者: へた釣り