6月17日から19日の3日間、東京交通会館でロカボマルシェというイベントが行われた。ロカボ商品詰め合わせがもらえるというので昼休みをずらして行ってきたのだが…早く行きすぎたようでゲットならず。ゆる糖質オフ食品の一部にロカボマークを付けるという記者発表を見てきた。
仕掛け人は北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟医師。「ロカボバイブル」などの著書があり、糖質オフ関連書籍の中では美味しく楽しみながらというスタンスなので楽しく読める。ただし紹介されている店がいずれも高級店で普通の収入ではおいそれと行けない店ばかりという困った本でもある。店の紹介はグルメ本のように眺めて楽しむしかないが、低糖質食品として紹介されている物なら買えそうだ。今回、ロカボマルシェに出店したのはいずれもロカボバイブルで紹介されていた食品メーカーで、今後、低糖質商品には共通のロカボマークを付けて展開していくようである。
糖質offキッチンの江崎グリコ、ブランパンのローソン、糖質0麺の紀文食品、パーフェクトフリーのキリン、ラカントSのサラヤ、糖質40%オフ本うどんのシマダヤ、スイーツプランのモンテール、シュガーカットゼロの浅田飴、おいしい低糖質プリンの森永乳業、マルホン胡麻油の竹本油脂などがロカボマークに賛同し、今度マークを付けた商品を展開していく予定だ。ロカボマークは山田悟医師が代表理事を務める食・楽・健康協会に参加するメーカーだけが利用することができる。マークの横には糖質×gと表記されるようなので、糖質△%オフなどといったこれまでの表記より分かりやすく、摂取する糖質量を計算しやすくなる。
山田悟医師が提唱するロカボは1食あたりの糖質摂取量を20~40グラム+デザートで10グラム以下に抑える食事。1日の糖質摂取量を70~130グラムにするとあるので、米科学アカデミーが推奨する1日の糖質の摂取量に準拠する。糖質オフ道楽でいうところのゆる糖質オフのことである。ロカボマークを採用するメーカーが増えれば便利にもなるし面白いのだが、今のところロカボバイブルが書かれた1年前から顔ぶれは変わっていないように見える。ロカボマークで参加企業が増えるかな?
著者: へた釣り