蒐集癖のあるオタク気質なので見つけたら買うと決めている国産チーズの名をメモした紙を常時財布の中に入れてある。メモのリストの上位にありながら半年以上経っても入手できていなかったのが鶴居村酪楽館の「鶴居ゴールドラベル」。やっと見つけたというプレミア感もあって大満足♪
他にリストの上位にありながら入手できてないチーズにはニセコチーズ工房の「二世古 空【ku:】」がある。このチーズは北海道三大ブルーチーズの1つと紹介されているが、三大というからには存在するはずの残る2つはネットで検索してもその名すら検索にかからないという謎多きチーズである。ネット通販で買えるのは分かっているが、918円のチーズを買うのに送料が1200円では道楽者を自認していても割高感が凄まじくて手を出せていない。
そろそろ手に入る時期かもと期待しているのが三良坂フロマージュの「フロマージュ・ド・みらさか・シェーブル」。山羊乳が取れ始める春から作り始められると思われる。60グラムと小ぶりのチーズを柏の葉に包んで熟成させてある。銀座一丁目にある広島ブランドショップTAUに三良坂フロマージュのチーズは定期的に入荷しているのは分かっているのだが、ほかのチーズは見かけても一番食べたいみらさか・シェーブルだけは見つからない。
鶴居ゴールドラベルは散歩の途中であてもなく立ち寄ったスーパーのナチュラルチーズ売り場で発見した。お値段840円。ここで買っておかないと次に出会えるのはいつになるか分からないので迷わず買った。熟成期間80日以上のシルバーラベルは食べたことがある。「生乳のよさが凝縮されたようなチーズでバターを食べているような気分を味わえる」と感想を書き残している。ゴールドラベルは熟成期間6か月以上。さらにミルクの味は濃縮されているはず。生地はシルバーラベルに比べ少し引きしまった感じだがゴーダタイプなので硬すぎるというわけではない。水分が抜けた分、濃厚なミルクの味わいとコク、香り、すべてがシルバーラベルよりワンランクかツーランクアップしている。
著者: へた釣り