カイワリを持った写真を載せたら、痩せた! 痩せた!の大合唱。気をよくしてダイエットネタを書く。1日のカロリーを1800kcalに抑え、糖質を75g以下に制限している。生来の食いしん坊なわけで食事への満足感が欲しい。いろいろ工夫してたら疑似餌に食いつく魚の気持ちが分かった。
デブの大好物といえば、脂たっぷり、タレに付けて糖質増し増しにしたカルビである。ご飯に乗っけて、タレの染みた白米とともにかきこむように食べる。美味いに決まっている。美味いに決まっているがこれは太る。ダイエット中でもカルビを腹いっぱい食った気分を味わいたい。あれやこれやと探した末にたどり着いたのが「かるこん」。
おからとこんにゃくで作られたカルビそっくりの食感のダイエット用疑似餌だ。たっぷり入っていてお値段250円。消費期限も長いので買いこんで常備しておく。カルビをお腹いっぱい食べたくなったら、超低カロリー、糖質ほぼゼロなので我慢せずに食らいつく。
当然だが、かるこんはカルビの食感は再現しているものの、味はない。醤油だれは糖質が多いので塩だれに漬ける。塩だれは超贅沢に「まんぷく焼肉塩だれ」を使う。これに漬けたかるこんを焼いたお味はまさに焼き肉となる。ダイエット用疑似餌のフォーミュラはケチらずに贅沢するに限る。
かるこん4、5枚と本物のカルビ2枚くらいを同時に食べる。薄めのカルビ2枚なら100kcal程度で糖質もほぼゼロ。たれを使わずレモンで食べる。食べ比べると、かるこんは霜降りの特上カルビ風の食感なので、スーパーで買ったお値段控えめの本物より擬似餌の方が美味しい。
ダイエット用疑似餌の代表といえばこんにゃく麺だ。スーパーで売られているものを片っ端から試してみたが、こんにゃく臭さが少なく、麺を食っている満足感を得られる物になかなか出会えなかった。ようやく、これなら!と思えたのが、関越物産の「こんにゃく冷やしうどん」と「こんにゃく冷やし中華」。麺だけならカロリー9kcalなので、食事を終えたのに満足感が足りないってときは冷やしうどんか冷やし中華の疑似餌で〆る。
肉、麺ときたら残るデブの好物はスィーツである。これも寒天+ラカントSで疑似餌をかなり美味しく作れる。ラカントSはカロリーゼロ、糖類ゼロ(※糖質ではないので注意)の砂糖の代替品で砂糖と同じ分量を入れるとほぼ同じ甘さを得られるという優れ物。これにお菓子作りに使うレモンやオレンジなどの香料を加えるとお好きな味の寒天ゼリーが作れちゃうのである。どんだけ食っても血糖値は上がらないので、腹いっぱいヤケ食いしてもOK!
著者: へた釣り