デブの大好物といえば、脂たっぷり、タレに付けて糖質増し増しにしたカルビである。ご飯に乗っけて、タレの染みた白米とともにかきこむように食べる。美味いに決まっている。美味いに決まっているがこれは太る。お肉は糖質オフ食品ではあるが…カロリーを考えると量は食べられない。
ご飯とともにかきこむように食べるのは、糖質オフにならないのでNG。作り話でしょと言われそうだが、糖質オフを始めてしばらくしてみた夢が、脂とタレが滴るカルビで巻いた白米を頬張るというのものであった。食べた瞬間、口の中いっぱいに幸せが広がったような気がしたと同時に目が覚めた。口の中は当然空っぽ。悔しいとは思わなかった。なんて夢見るんだと自分の食い意地を少々恥ずかしく思った。
ご飯とともには無理だけど、カルビなら食べられる。糖質のことを考えて、塩・こしょうだけで味付けすべきなんだろうけど、それでは焼き肉として物足りない。糖質オフ前から気に入って使っている「まんぷく焼肉塩だれ」に漬けて焼くことに。カロリー的に食べていい量は2枚(30グラム:150Kcal程度)だろうか。美味しい。美味しいけれど量が物足りない。なんとか腹いっぱいカルビを食べてる気分を味わえないものかと探していて見つけたのが……。
かるこんである。おからとこんにゃくで作られたカルビそっくりの食感の食べ物で、超低カロリー、糖質ほぼゼロな上にお値段たったの250円。本物のカルビ同様塩だれに漬けて焼いて食べると、これが霜降りの特上カルビを思わせる食感で最高だった。それほどお高くない物を買った本物のカルビよりも圧倒的に美味しい。かるこん4、5枚と本物のカルビ2枚をレモンを付けていただく。高級な特上カルビを1人前食べた気分を味わえる。
かるこんはネット通販ではなぜか売られていない。姉妹品の「ほるこん」なら手に入るのでホルモンでもいいやって人はこちらで。かるこんが販売されているのをよく見るのが広尾にある雑貨と食品のセレクトショップarobo。必ずあるわけではないので、電話やメールで在庫を確認してから買いに行った方がよい。
著者: へた釣り