糖質オフのせいで食いそびれた物の中で最も悔しかったのが土用の丑のうな重。かば焼き(糖質を意識するなら白焼きか)を食べに行くという選択もあったが、タレがかかった飯を我慢できる自信がなかったので断念した。うな重への渇望をこじらせた末に「大江戸お吸いもの」にハマる。
日本橋のうなぎ割烹大江戸が監修したお吸い物であるそうだ。大江戸には行ったことがないが「江戸時代から200年、稀代の味をひたすらに守り受け継ぐ鰻の老舗」であるそうだ。お湯を注いで飲む、大江戸お吸いものはというと、うなぎ屋で飲む肝吸いから肝を取り除いたお味。成分を調べてみるとうなぎエキス粉末が入っていた。ゆずの香りもしっかり効いており、インスタントのお吸い物の中ではかなり美味い方なのではないかと。問題の糖質も1.3グラム。具に麩が入っているのでこれを取り除けばさらに糖質を抑えられるが、そのまま飲んでも問題のない糖質量だ。来年の土用の丑にはうな重が食べられる体になってたいなぁっと、このお吸い物を飲むたびに考えてしまうのであった。
著者: へた釣り