週に一度の釣行にはお弁当を作ってもらって持って行く。ブログに写真を掲載すると、揚げ物だらけで糖質大丈夫?と指摘されることがあるが、ちゃんと糖質オフになるように考えて作ってもらっている。フライはアーモンド粉とアーモンドスライスで、唐揚げはふすま粉で糖質を大幅カット。
デブの宿命で揚げ物が大好物である。糖質オフ生活を始めたからといって食の好みが急に変わることはないわけで……。普段の食生活では揚げ物は控えるようにしている。代わりに週に一度の釣行時に作ってもらうお弁当だけは揚げ物を解禁。ここぞとばかりに大好物のハムカツやウズラ串、唐揚げなどをたっぷり入れてもらって、茶色いお弁当を作ってもらう。糖質やカロリーまで制限解除というわけではない。工夫して低糖質にしてもらっている。
フライの衣といえば、まずは小麦粉をはたいて、続いて溶き卵にくぐらせて、最後にたっぷりパン粉をまぶす。厚めのハム1枚(50グラム)に含まれる糖質はせいぜい1グラム。これがハムカツになると糖質9グラムとあるので衣部分の糖質は8グラムもあることになる。おからパウダーや高野豆腐を粉末にした物など衣の代替品をいろいろ試してみたが、一番気に入ったのがアーモンド粉(プードル)とアーモンドスライス。ハムを溶き卵にくぐらせたら、アーモンド粉をまぶす。さらに軽く手で砕いたアーモンドスライスをくっつけていく。ちなみにトンカツではなくハムカツなのはトンカツだとどうしてもソースが欲しくなるから。ソースは糖質たっぷりなので避けたい。ハムカツならソースなしでも美味い。
揚げ物の中で比較的糖質量が低いのが唐揚げ。唐揚げ80グラムで糖質5グラム程度と、外食先で揚げ物を食べるなら唐揚げがベストチョイスなのだが、どうせならと小麦粉をふすま粉に置き替えて糖質をさらにダウンさせてみた。ふすまは小麦の外皮の部分だけを粉にした物で、糖質量は小麦粉の1/3程度に抑えられる。唐揚げにあてはめると糖質1.7グラムにできちゃうわけである。味は鳥肉の方にしっかり下味を付けておけば問題なし。唐揚げ粉のように衣部分の味で勝負するのではなく、鳥肉に付けた味で唐揚げらしさを楽しもう。ふすま粉は最近、取り扱うスーパーが増えてきたので都内なら意外と簡単に手に入る。
糖質オフでもカロリーは意識しなければならない。揚げ物を作るときはノンオイルフライヤーを使うようにしている。200度の熱風で油を使わずにカラッと揚がるという触れ込みだ。確かに油なしでも調理できるが揚げ物好きとしては少々物足りない感じになる。そんなとき使えるのが霧吹き状に油を吹きかけることができるオイルスプレー。少量の油をまとわせることによって、揚げ物らしさが格段に増す。それでいて、スプレー1プッシュで出る油の量はわずか0.3ml程度。リノール酸(サラダ油)の摂取量を控え、カロリーも抑えることができる。
著者: へた釣り