贅沢なチーズ紹介第2弾は、煙事の燻製チーズ。自分で買った物ではない。チーズにハマっていると知った知人からの頂き物。美味しいチーズばかり食べていたので国産のスモークチーズなんてと思ったが、食べてみたらこれは別物。これまで食べたどのスモークチーズよりも美味かった!!
軽井沢にある燻製工房で輿水治比古(通称:くまさん)が素材自体の本来持つ豊かな旨味をどう引き出すかにこだわりまくって燻した物であるようだ。「風がおいしくしてくれる」というのがくまさんの料理人としての哲学であるようで、塩と風と煙だけで素材の旨味を閉じ込め逃がさない燻製を作っているんだそうだ。醤油やオリーブオイル、塩や胡椒などの調味料、肉、チーズ、たくあん、ナッツ、コーヒーなどいろんな物が燻製になっており、東京だとエキュート品川と銀座などで手に入る。
煙事の燻製チーズはナチュラルチーズを燻製した物。表面は燻製により茶色く色づき、封を開けると閉じ込められていた香りが一気に広がる。1センチくらいの厚みに切って、フライパンで両面をこんがり焼くと、さらに香ばしさが増してくる。めっちゃくちゃに香ばしくって、しっかりとチーズとしても楽しめて最高だった。プロセスチーズを燻製液に漬けたスモークチーズとは全くの別物どころか別次元の物。モッツァレラをスモークしたスカモルツァ・アッフミカータを同じように焼いて食べたこともあるが、日本人好みの燻製になっている煙事の燻製チーズの方が美味しいと感じた。
著者: へた釣り