金に糸目はつけねぇな納豆道楽が一段落(正確には買う物がなくなった)と思ったら、チーズが贅沢の極み方向に迷走中。フランスを代表する白カビチーズのブリ・ド・モーに世界三大珍味トリュフのクリームを挟んだ「ブリ・ド・モー・オ・トリュフ」になんじゃこりゃぁぁぁぁあああああ!!w
都内某所にチーズを物色しにいく。高価なチーズを探しに行ったわけではない。いろいろなチーズを食べてみたいという欲求の方が強いので、安くて(グラムあたりは高価でも量が少なくて)未知のチーズを探しにいったのだが、店頭で試食を勧められたのがブリ・ド・モー・オ・トリュフ。白カビチーズの最高峰にトリュフってなんて下品な食いもんだと思ったが、せっかく試食させてくれるというのであるから断る理由はない。小さなプラスティックのスプーンの先にほんの少しだけ食べさせてもらうと……なんじゃこりゃぁぁぁぁあああああ!!
スプーンを口に近付けた時点でトリュフのいい香りがする。口の中に入れると口中全体にトリュフの味が広がり、トリュフを包んでいるクリームのさっぱりとしたさわやかな酸味がやってくる。トリュフの香り、クリームの酸味が口の中で溶けて消えそうになると、襲いかかってくるのがブリ・ド・モーの熟れたミルクの濃厚な味。後味には表皮のマッシュルームのような香りを残す。赤ワインで口の中の余韻を洗い流せば最高に違いない。美味いってレベルは超えている。なんじゃこりゃぁぁぁぁあああああ!!と書くしかない。
お値段150グラムで2500円近い。これを買っちゃうと、ほかのチーズが買えなくなるのは承知の上で、買った!! なくなっちゃうのが惜しいので、賞味期限の日にちょうど食べきれるように毎日ほんの少しずつ食べている。
著者: へた釣り