表参道新潟館ネスパスで見つけた「レルヒさんのカレー納豆」「レルヒさんのピリ辛とうま味がこりゃたまらない納豆」。普段なら絶対に買わない。手にすら取らないのだが…アンテナショップなので珍しい物には反応してしまう? 買ったからには食べてみた。思わず笑っちゃう味だった。
だいたいレルヒさんって何者よと検索してみたら日本にスキーを伝えた実在の人、テオドール・フォン・レルヒを讃えて作られた新潟発のゆるキャラであるらしい。オーストリア=ハンガリー帝国の人らしいのだが、幸せのウコン色の服を着ていたせいで、縁もゆかりもないであろうカレーと結びついてしまったのだろうか。そんな無茶をした高橋商店は明治29年創業で、納豆を作り始めて100年という老舗だったりする。
レルヒさんのカレー納豆は、菱山六醤油という会社に新潟納豆に合うタレをと依頼したところ、出来上がった。100年の歴史を持つ新潟納豆に合うタレはカレー味だったってこと? 新潟の人って面白すぎるw 少しドロリとしたカレーのルーのようなタレからは封を切ると納豆の臭いを吹き飛ばしてしまうほどに濃厚なカレーの香り。納豆にかけて混ぜて行くとさらにスパイシーな香りが立ってくる。新潟納豆は豆の甘い味がする。それにカレーのタレが絡むと……笑っちゃうしかない。美味いかと問われれば美味い。納豆としてどうよ?と問われると…カレーって最強の調味料だねと答えるしかない。ご飯に乗せて食べると感想が変わる気もするが…糖質オフのサイトなのでそれは無理。
レルヒさんのピリ辛とうま味がこりゃたまらない納豆は、豆板醤、唐辛子、ハバネロピューレ、コチュジャン入りのタレで食べる納豆。カレーよりは納豆のタレっぽい仕上がりになっており、ちゃんと納豆の糸を伸ばして混ざっていく感じ。確かにピリ辛ではあるが、納豆の豆の甘さを感じてから後味として辛さを感じる。食べるラー油とかそれ系の刺激が好きな人ならハマる味かもしれないが、これもご飯と一緒に食べないと、真価は測りにくいかも。
著者: へた釣り