讃岐うどんが大好きだ。コシのある麺を噛まずに飲み込み喉で味わう。いりこの風味が効いたお出汁をすすると口の中いっぱいに海の恵みの香ばしさと甘さが広がる。糖質オフ中なので…讃岐うどんは食べられない。お出汁だけでもと、納豆のたれを讃岐風にしてみた。これがもう絶品!!
用意する物はいりこの出汁だけ。スーパーでも売っているが今回使用したのは、新橋にある香川・愛媛せとうち旬彩館で購入した堺屋醤油の「いりこつゆ」。「うどんの王国さぬきで190余年受け継がれてきた伝統の味」であるらしい。瀬戸内のいりこ煮干を焙煎し、臭みやえぐみを出すワタやエラをきれいに取り除いて作られているそうだ。うどんのお出汁には10倍に希釈して使うのであるが、納豆にはそのままかけることにした。
風味豊かないりこつゆだけで十分に讃岐風にはなるのだろうが、どうせなら讃岐うどん気分をもっと味わいたいので、定番の薬味(セルフの店では入れ放題♪)も用意した。たっぷりの青ネギ、すりおろした生姜、白ゴマ。揚げ玉(天かす)は糖質の関係で我慢したが、いりこの出汁とこれらの薬味の相性は抜群だ。掻き混ぜた納豆の上にこれらの薬味を乗せていりこのつゆを小さじ1杯(5cc)かけてみた。
納豆うどんや納豆そばがあるくらいなのだから、元々納豆とお出汁が合わないわけがない。九州の甘い納豆たれ(かつお風味)で食べる納豆の美味しさに驚いたが、いりこの風味が強い讃岐風のたれは慣れ親しんでもおり糖質制限が緩んだら真っ先に食べたい物の1つでもあったので、それを超える美味さ! 味の破たんはないだろうという予想を大きく超えた。生姜と納豆の相性も悪くないどころか相当よい気がする。納豆はたれ派って人にはガチでオススメ。
著者: へた釣り