惚れた。パックを開けて香りを嗅ぎ、一粒一粒がつややかに輝いている姿に惚れたのだから一目惚れといってもいいかも。「つぶ桧山納豆」が美味かった。スーパーでやっていた秋田フェアで見つけて買ったが、値段も手ごろだし毎日食べられる納豆として安定入手できないかなぁっと。
秋田県は茨城県とともに納豆発祥の伝説がある土地なので納豆の種類は豊富で生産量も多いと思われるのだが、茨城県の納豆と違って東京ではなかなか手に入らない。秋田音頭に謡われているという桧山納豆は秋田ふるさと館でわらづと入りの物を購入し食べたことがある。美味しい納豆ではあったがお値段高めで毎日食べられるという物ではなかった。今回発見したつぶ桧山納豆なら3パック(50グラム×3)で200円くらい。定期的に食べたい。
パックを開けると納豆らしい香りがパッと広がる。期待度が一気に高まる。納豆の上にかぶさっているビニールを取るとつやつやと輝いているかのような納豆が現れる。一粒一粒に張りがありつややかで美しい。大豆は秋田産の「あきた白神大豆」という品種が使われているそうだ。粒のサイズは中粒だ。掻きませるとほどよく粘って糸を引き、納豆の香りがさらに立ってくる。付属物はない。今回は普通にカラシと納豆のタレで食べてみた。薬味はネギ、ゴマ、きさみ海苔とこちらもオーソドックス。
一粒一粒に歯応えがあり大豆の甘みやほのかな苦みがしっかり感じられるのに驚く。大粒納豆に負けてない。それでいて納豆らしくズルルとかきこむようにして食べることもできるだから、大粒納豆と小粒納豆のいいとこどりをしたような納豆になっている。大豆料理らしさと納豆らしさがうまく並存しており、毎日でも食べたい納豆の1つに赤丸急上昇した。ただし、安定して入手できる店が見つからない。レア納豆になっちゃうのかなぁ~。
著者: へた釣り