斗酒なお辞せずってほどの酒豪ではないが一升酒くらいは平気な呑兵衛である。乾杯ビールすら遠慮していきなり冷やで始めちゃうほどの日本酒好きでもある。糖質オフでも蒸留酒なら飲めるからと自分を慰めてみても、日本酒への欲求がときに頭をもたげる。低糖質日本酒の誘惑に悩む。
居酒屋で好みの銘柄の日本酒が置いてあるのを見つけると、1合くらいならと心動いたことは何度もある。日本酒1合に含まれる糖質量は約9グラム。1合くらいなら…いや止めとこうと心の天秤がどちらに振れてもおかしくない絶妙な糖質量だったりする。今のところ我慢できている。飲んでしまうと調子に乗ってもう1合、あともう少しだけ、明日から頑張るから今日はゆるして!!とだらしなくなるのがお酒という物である。
お散歩中に糖質の少ないおつまみ(おやつ代わり)を求めて入ったお店で見つけてしまったのが、「月桂冠糖質ゼロ」「松竹梅天糖質70%オフ」のワンカップ。大好きな日本酒を既に半年近く口にしていないわけで、どんなもんかと気になってしまう。150円くらいの物なので買ってしまった。月桂冠糖質ゼロは低糖質日本酒のパイオニアであるらしくこの分野でのシェアNo.1のようだ。糖質量は100mlあたり0.5グラム未満。1合飲んでも糖質1グラム程度。松竹梅天糖質70%オフの糖質量は100mlあたり1.2グラム。1合で2.2グラム。
糖質量的には両方飲めなくはないし、どんな味なのか興味もがある。でも、今のところ買っただけで飲んでない。その理由は……もし不味かったら、もう一生日本酒は飲めないと思い知ることになるから。飲みたくなったらいつでも飲めるぞぉ!!と飾っておくのがいいかなぁっと。
著者: へた釣り