外食でランチを摂るとどうしても食べ方が汚くなる。メインは糖質オフを考慮して選べるとしても付け合わせなどは残さざるを得ないことが多いからだ。北里研究所病院の食堂に糖尿病センター長の先生が監修した糖質制限ランチがあると聞き、食べてきた。デザートまで残さずに食べる♪
大の病院嫌いが飯を食うためだけにわざわざ病院まで足を運ぶのだから、毎月通院していると病院嫌いがいくらかは緩和されつつあるのかも。このまま注射恐怖症(血管迷走神経反射性失神)と白衣高血圧も収まってくれればいいのだが……。目指すレストランつくしは北里研究所病院の2階。売店の横を通り抜けた奥にある。レストランといってもラーメンあり、カレーあり、定食ありって感じなので、子供の頃行った昭和の百貨店の大食堂って雰囲気。糖質制限食ランチはお値段1000円。コーヒーか紅茶付きで1200円。かき揚げそばが880円なので割安感がある。
まず運ばれてきたのがツナとミックスビーンズのサラダ、ベーコンと長ねぎのスープ、乳酸菌発酵パンの3皿。サラダは水菜とキャベツがメインでその上に豆とツナ、マヨネーズがかけてある。いろんな物が一皿の中入っているので飽きずに食べられる。ベーコンと長ねぎのスープは特筆すべき特徴はなし。量も少なめだった。パンはふわっもちっとした食感が面白かった。シニフィアン・シニフィエというパン屋さんで作られた物であるらしい。小麦ふすまにこんにゃくの粉やアマニ、きなこ、ゴマなどを混ぜて低糖質でありながらパンとしての食感を出す工夫がされているそうだ。これまで食べたことがあるふすまパンとは違うしっとりとした食感が楽しめる。
メイン料理は鶏モモのソテートマトクリームソース。焼いたモモ肉が3切れにトマトと生クリーム、ゴボウ、キノコのソースがかかっている。付け合わせは水菜とパプリカ。ソースは美味しかった。鶏モモはもう少し火を通して表面をパリッと仕上げてくれた方が好みかなぁと思うが、病院の食堂にそこまで求めるのは贅沢だね。ここまでがコースでカロリーは896Kcalで糖質は25.4グラム。パンまでしっかり食べて糖質量はご飯半膳分相当なので満足度は高い。外食先であれこれ考えずに出された物を全部食べられるのもうれしかった。
最後に紅茶を飲んで終わりのはずなのだが、今食べとかないとしばらく食べる機会がなさそうなある物が気になって追加オーダー。ガトーショコラフランボワーズというケーキ。低糖質とは書いてあったが糖質量が書かれていない。店員さんに確認すると3グラムとのこと。3グラムなら迷う必要はないのでオーダー。これが絶品だった!!! パティスリー・レザネフォールの菊池賢一という有名なシェフが作っているそうである。550円。糖質オフ生活を始めてから食べられた甘い物No.1は間違いなくこれ!!
北里研究所病院の糖質制限ランチはお昼時を少し外して食べに行くのがオススメかな。1000円のとはいえイタリアンランチを食べてる横で、ラーメンの匂いと麺をすする音というのはやはり少し興ざめる。コース内容は年に4回変わるそうなので新メニューになったら今度は少し遅めのランチを食べに行こう。メニューが変わるより前に低糖質デザートだけ食べに行っちゃいそうな予感がするけれど……。
著者: へた釣り