秋田・茨城発酵食イベント 納豆フェスタで今買わなきゃ、たぶん一生買うことはないと踏ん切りをつけて買った納豆の1つがサン食品工業の「大保納豆本舗 たまふくら」。買ったときは知らなかったがたまふくらは8年前に誕生した大豆の新品種で仰天するほど大粒で笑っちゃうほど甘かった。
お値段540円(税込)。日本一高い納豆と同じ値段で売られていた。たまふくらは高級黒大豆の新丹波黒と白くて大粒のツルムスメを交配してできた新品種で、玉のようにふっくらとした形状での国内最大の黄大豆であるらしい。調べてみるとサン食品工業以外にも何社かが納豆にして販売しているようだ。立派な箱を開けてみるとびっくりするほど大粒の納豆が現れる。大粒として売られているほかの納豆よりも1周り…いや、2周り大きい感じ。
まずは軽くかき混ぜてみる。粘る糸がたくさん出るが箸の抵抗が増した感じはあまりしない。粘りが少なめでネバネバの量は多めな感じだ。混ぜているうちに既に甘味のあるいい香りが立ってくる。期待が高まる。まずは、薬味は加えずにそのまま2、3粒口へ運ぶ。歯がスゥーと入っていく軟らかさでモチッとした食感を残して豆が割れる。大豆の甘味を強く感じる。納豆以前に豆として美味い。咀嚼を進めていくと大豆らしい少し苦みのある後味が残る。
豆の甘味が強いので薬味は塩の方が適しているかな? ネギとゴマを入れて醤油を少々、塩を振りかけてもう少しかき混ぜてみた。この納豆はご飯(糖質オフだから食べないけど)のお供というよりは、お酒の肴として最高なんじゃないかと思われる。そう考えれば540円という値段にも納得がいく。ちなみに納豆には肝臓でのアルコールの分解を速めると同時で胃壁からのアルコール吸収を抑えるという二日酔いを防ぐ効果がある。次に手に入れたら焼酎とともに食べようと決める。
著者: へた釣り