美味しい納豆を求めて代々木公園の納豆フェスタに行った

道楽宣言をしたからにはお金と時間を無駄にかけてこその道楽である。雨がシトシト降っている中、代々木公園で行われている「秋田・茨城発酵食イベント　納豆フェスタ」に美味しい納豆を求めて行ってきた。秋田が主役で茨城はお客集めのお手伝い？　珍しい納豆をいくつかゲットできた。

11月14日、15日の2日間、代々木公園のイベント会場で行われているのが納豆フェスタ。加藤夏希のトークイベントがあるとか、なんかアイドルユニットがライブをするとか、水戸市の公式マスコットのみとちゃんと秋田の新キャラがやってくるかとか、会場をなまはげが練り歩いているとか、なんかいろいろ見所がありそうなんだが……アイドルやユルキャラは道楽の対象ではない。納豆一途に会場中のめぼしい納豆を買い漁ってきた。

手に入れた納豆はこの6種類。1回食べてみたかった藁入りの納豆は秋田の「義家納豆」と茨城の「だるま納豆」と2種類手に入った。源義家が後三年の役の折、藁に詰め煮豆を兵糧として供出させたところ輸送中に発酵したという秋田納豆発祥伝説の則った製法で作られているらしい。パック入りの「天狗納豆」はだるま納豆を買ったら店員さんのサービスでオマケしてもらえた。全国納豆鑑評会で何度も入賞している笹沼五郎商店の納豆なのでこれまた期待大。もう1つのパック入り納豆は秋田の「国産ふっくら大粒」。全国納豆鑑評会で昨年の最優秀賞を受賞した納豆で、食べてみたいと探していた納豆の1つだ。食べてみるのが楽しみ。

ここで買っとかなきゃ、次に出会うのはいつになるかと、少し高いのを承知で購入したのが二代目福治郎の「鶴の子」。日本一高いといわれるキングオブナットウって触れ込みで北海道産の大豆のやわらかさと自然な味を引き出すために通常の3倍の時間をかけて発酵・熟成させた納豆であるらしい。最初の一口はそのままで、あとは上質の塩で食べることが推奨されている。「大保納豆本舗たまふくら」も日本一高い納豆と同じ値段。メーカーのサン食品工業のサイトに情報が掲載されていない隠れメニューのようなスペシャル納豆みたいだ。安定供給できない物ってことは特別に美味しい物に違いない。

2015年11月14日 13:49

著者: へた釣り