毎日、美味しい納豆を求めていろんな納豆を試しているのであるが、「つるの子納豆」、「ごま塩納豆 京都」で美味しい納豆のしきい値を上げすぎてしまったのか、激美味納豆第3弾として紹介できる納豆になかなか出会えなかった。やっと見つけたのが豆にこだわる「十勝の息吹 大粒」。
いきなり「北海道十勝清水町佐藤博志と仲間たちによる特別栽培国産大豆100%」と言われても……である。ネットで検索してみると十勝クリーン大豆生産組合組合長さんであるらしい。土作りにこだわり農薬をできるだけ使わずに、安全性が高く風味やコクも格別な十勝ブランドの小豆や大豆を栽培しているなかなか精悍な顔立ちをした人だった。十勝の息吹 大粒に使われているのはトヨホマレという品種であるそうだ。大粒で甘みが強く、豆本来の味を納豆になってもしっかり味わえる。
例によって右に20回、左に30回かき混ぜる。糸の引き具合がなかなか力強い感じ。大豆は一粒一粒しっかりしており、ネバネバに包まれながらも美味しそうな光沢を放っている。薬味はネギとゴマ。添付のタレは国産の原料のみで仕込んだ天然醸造醤油をベースにし合成保存料、合成着色料、化学調味料無添加の物。醤油の辛さはなく甘味の強いタレだった。からしも増粘剤や合成着色料不使用。こちらもマイルドで辛さではなくからしの風味や香りを楽しめる。
2、3粒箸ですくって口へと運ぶ。大豆の甘味とタレの持つ優しい甘味、そしてからしの風味が混然一体となって口の中に広がる。大豆の歯応えはモチッとした感じで煮豆を食べている感触に近い。咀嚼するうちに納豆の旨味と香りが少し遅れてやってくる。この納豆うめぇ~~~~~!! このシリーズにはほかにスズマルという品種を使った「小粒」もあるので次回はこちらも食べてみたいかも。
著者: へた釣り