普通に食べても美味しいんだけどさぁ~、変化と刺激を求めてついつい。ごま塩に始まり、わさび塩、モロヘイヤ塩、カレー味、ハバネロ味といろんな味の納豆に挑戦してきた。納豆の味は力強いので少々の味付けには負けない。だからこの味ならどうだっ!!といろいろ冒険したくなる。
茨城マルシェで見つけたのが「四代目わさび」。「紅ずきん」「雪あかり」などで知られる水戸納豆製造が作った納豆なので、味は確かと思われる。北海道で生産された良質のスズマル大豆で作られた納豆は粒ぞろいでつややか。表面にうっすらと白い粘りを纏っていかにも美味しそう。ワサビと納豆のタレが添付されている。まずは納豆だけを混ぜ、ワサビを絞り、タレをかけてさらに20回ほど混ぜる。混ぜているうちに納豆の香りに混じってワサビの香りが立ってくる。ワサビのツンッとくる辛さを感じるほどの刺激はなく、ワサビの清涼感だけがネバネバの中に残った感じだった。納豆入りの海鮮丼を作るのにいいかもねぇ~って思ったが、糖質オフなので丼は食べられない。
「いままでにない新しい美味しさ」と挑発されると思わず買ってしまったのが「せれぶでなっとう」。お気に入りの大粒納豆「つるの子納豆」の菅谷食品の納豆なので、これも納豆として間違いない。チーズ味はドロッとしたタレが添付されていた。チーズというよりは田楽などに使う甘辛い味噌の味を想像した方がいいかもしれない。チーズ好きとしてはチーズ感が少々足りないので、納豆に負けない芳醇な味と香りを持つパルミジャーノ・レッジャーノをすりおろして追加してみた。チーズらしさを感じられるようにはなったが……納豆の香りと味の強さに打ち勝ててはいない。刺激的な青カビチーズか、思い切ってマスカルポーネなどのフレッシュチーズを足してみようかなぁ~っと。
せれぶでなっとうにはバジル味もあった。こちらはチーズ味でだいたい傾向が読めていたので、最初からバジルを追加して、納豆の香りと味に負けないようにしてみた。結果は大正解。バジルの強い香りは納豆に負けず、その存在感をはっきりと主張する。バジルを加えたことでイタリアンっぽい納豆になるかと期待したのだが、残念ながらそこまでは……。ワサビ味同様、バジルの風味を感じることができるさっぱりした納豆になったって感じかな? 納豆パスタあたりに使うならちょうどいいかもしれないが、丼に続いてパスタも糖質たっぷりなんだよねぇ~~~~~。
著者: へた釣り