昼酒の猛烈な誘惑が……恵比寿・八寸場こうじや旬菜御膳

会席や懐石料理の献立の1つが八寸。お酒とともに食べる海山の幸の盛り合わせだ。お酒を最初から呑む会席では前菜として、茶懐石では最後の方に出る。恵比寿・八寸場こうじやは八寸で勝負する和食屋。ランチの旬菜御膳を食べていると昼酒の猛烈な誘惑が…もちろん我慢したよ。

白金台にある「馳走　麹屋」の姉妹店として昨年12月にオープンしたときから気にはなっていた。お酒好きとしては、お酒の肴として料理された海山の幸の盛り合わせ（＝八寸）を店の名前にしているとなると気にならないわけがない。いつか行こう、いつか行こうと思いつつなかなか行けないでいた。ランチ営業を始めたのは最近。ランチメニューは「旬菜御膳」のみ。御膳とあるがこれがどう見ても八寸なわけで、お値段も1000円と手ごろ。

■八寸に8種＋煮物が1つで目でも楽しめ舌でも楽しめ幸せになる

席に料理が運ばれてきただけでなんだかもう満足!!って気分になる。木で作られた正方形の八寸の中には8種類の小さな器。当然、全部違う料理なわけで、美味しい物を少量ずつたくさん種類食べたい派なのでこれはうれしい。煮物の豚バラと大根の炊いたんは八寸に収まらず。これにご飯とみそ汁、香の物で1000円。まずは目で楽しんで、もちろんお次は舌で楽しむ。

八寸の中は上段左から鶏もも葱塩麹焼き、水たこと鯛のお刺身、中段左から里芋の唐揚げ蟹のあんかけ、鴨ロース煮、湯葉あんかけ、下段左から蕪の煮物、さつま揚げ、エビとブロッコリーのタルタルソース。どれか1つが突出して美味しいわけではないが、いずれも満足のいく味。食べ進めていくうちに…これはご飯じゃなくお酒と共に食べる物だってことに気付く。

メニューにはランチビール、ランチスパークリングワイン、ランチワイン（赤・白）いずれも400円とある。昼酒はしないと決めてはいるが、この誘惑は猛烈だ。それくらいお酒にぴったり合う料理だった。次は絶対にお酒解禁の日没後に行く!!!!!!　お酒はハウスワインで500円から、ウーロンハイなら480円と高くないことも確認済み♪

2017年03月10日 12:06

著者: へた釣り