昨年のバレンタインでハート型のチーズを買い漁り今年は新しい発見はないかな?と考えていたところ、妻と子供たちが一生懸命探してくれたようで「ラム・ド・クール」というラム酒の濃厚な香りがするハート型チーズをもらえた。実は…これも食べたことがあるのだが……ナ・イ・ショ。
ハート型のチーズの定番の1つがヌーシャルテ。ハート型の物をクール・ド・ヌーシャルテという。去年のバレンタインにはこれをもらった。今年もヌーシャルテは売っていたのであろうが、同じ物をあげてもあまり喜ばないわがままなおっさんだということを知っている妻&子どもたちは、ラム・ド・クールという一風変わったハート型チーズを買って来てくれた。
クールはハート(心臓)の意味なので、ずばり「ラム酒のハート」と名付けられたチーズだ。ヌーシャテルをラム酒に漬けこみ、酔っぱらいチーズにし、キャラメリゼしたへーゼルナッツを表面にまぶしてある。チーズの部分はほんわかと優しいミルクの味だが、少し遅れてラム酒の味と香りがガツンとやってくる。昼に食べていると、昼酒禁止に抵触しない?と不安になるほど。最後にキャラメルの甘さとヘーゼルナッツの食感が口の中に残る。
ラム・ド・クールの小型の物は昨年のクリスマスに食べたことがある。可愛い店員さんにハート型チーズを差し出されたなんて、気色悪いことを考えて浮かれて食べた。食べたことがない物をとせっかく探してくれたプレゼントなので、そのことは妻や子供には秘密にしておこうと思う。白カビチーズはサイズが違えば熟成の進み方の差で味が違うので、大きい方が美味しいしねぇ~。
著者: へた釣り