松屋といえば朝定食。なぜかそういう刷り込みがされている。編集者時代に徹夜明けの朝によくご飯を食べに行ったからだ。10年ぶりかな?で松屋に朝定食を食べに行く。ライスから変更できる温豆腐のお味がどんなもんかを味わってみるためだ。量も満足だし……悪くはなかった。
松屋の朝定食は4種類。定番朝定食、焼鮭定食、ソーセージエッグ定食、ソーセージエッグW定食がある。ソーセージエッグはカロリーが高いし、なんだか温豆腐には合わないような気がしたので、選択肢は定番朝定食と焼鮭定食の二択。ご飯に味噌汁、焼き海苔、おしんこに選べる小鉢までは共通で、定番朝定食には生玉子が、焼鮭定食には焼き鮭が付く。小鉢は納豆、とろろ、牛皿、冷やっこから選べる。久しぶりの松屋というより牛丼屋自体が久しぶりなので、小鉢は牛皿にしたい。となると焼き鮭ではカロリーを摂りすぎな気がしたので定番朝定食(360円)にする。ライスを温豆腐に変更して+50円。
朝定食を選ぶだけのことなのに、券売機の前でアホみたいに長考してしまった。テーブルに着いて、食券を取ってもらう。温豆腐を頼む人はまだあまりいないようで、店員さんが食券を見て、あっという風な表情になった。で、運ばれてきたのが……。
ずいぶんボリュームがあるなと箸を取りかけてから気付く。ダメじゃ~~ん、ご飯も温豆腐も付いてちゃぁぁああああああ!! もちろん店員さんにご飯は下げてもらって、正規の定番朝定食の温豆腐変更済みにしてもらった。
ご飯が乗った状態のお膳を見てしまっているのでなんだかちょっとさびしい感じに見えてしまう。温豆腐は豆腐1丁に白菜を乗せて軽く温めたもの。味付けはされていない。卓上にあるポン酢かゴマドレッシングで味を付けてと推奨されていたが、牛皿を乗せて牛丼風の味付けにしてみることに。ラッキーなことに牛皿は汁多めだった。
生玉子は醤油を少し足して軽くかき混ぜて牛皿を乗せた温豆腐にかける。これに七味をたっぷりかければ牛丼風温豆腐になった。ご飯はないとはいえ、久々の牛丼の味である。ごくごく普通の牛丼の味に違いないが、これが滅茶苦茶美味しいと感じた。また、来ちゃうかも。
著者: へた釣り