糖質オフ道楽を始めたころはコンビニで糖質オフなカップ麺を買えるとは思ってなかったし、ラーメン屋でメン無しなんてオーダーがまかり通るとは思ってなかった。ましてや自分がメン無しオーダーをしてしまうなんて……。下目黒・めっちゃタンメンで人生初のメン無しラーメンに挑戦。
JR目黒駅からだと権之助坂を下る。目黒川を超えてさらに目黒通りを進むと山手通りに交わる。山手通りを左に折れてしばらす進むとあるのがめっちゃタンメン。まずは「満腹ヘルシー」という看板が目に飛び込んでくる。店の前に立つと薄緑の暖簾に「野菜は好きですか?」。六本木にある雄弁すぎる無口な店アメットほどではないが、なんだか主張の多い店である。お店に入っても壁にはメニューではなくなんだかタンメンに関係あるようなないようなことが書いて貼ってある。食事が来るまで壁の文字を読んで楽しんでってことかな?
店の外の券売機で食券を買う。タンメン、納豆ミソタンメン、辛タンメン、つけタンメン、辛つけタンメンがそれぞれ小、中、大の3サイズ。ほかにはギョーザやシュウマイ、ご飯ものなど。今回のお目当ては納豆ミソタンメンだった。サイズは中にしておく。お値段880円。席について食券を渡しながら、おっかなびっくり「メン無しでお願いできますか?」と聞いてみる。そういう客は少なくないようで、「はいー、メン無しでぇ~」とオーダーを通してもらえる。
しばらく待っていると運ばれてきたのがたっぷり野菜の上に中粒の納豆がトッピングされている丼。メン無しにするとその分、もやしを増量してもらえるらしく、丼のそこまでたっぷりと炒めたもやしが入っていた。もやしが増えた分、ほかの具材は相対的に少なく感じるが豚バラやナルト、キャベツなどの他の野菜もちゃんと入っている。タンメンなのでラードがしっかり効いており食べていて満足感がある。
普通のタンメンではなく味噌でしかも納豆ってどうだったのかというと、ありだった。味噌も納豆も大豆を発酵させて作られるものなので相性が悪いはずはない。では、味噌と納豆をタンメンという丼の中で混ぜ合せてみた結果はというと……ありだったけど劇的な味というわけではない。壁にはこう書いてあった「三回食べたらはまります」。あと2回は食べに来よう。
スープの中に残った具材を最後まですくって食べられるように穴のあいたレンゲがもらえるのがうれしい。テーブルの上には普通のレンゲも置いてあるので具をさらう用とスープを飲む用で使い分けることができる。また、ラー油を加えることで味を変化させることができる。食べ進めるうちに少し味が単調かなと感じたらスプーンで1杯か2杯だけラー油を足すとよさそう。メン無しでも満足感があり!!
著者: へた釣り