恵比寿の美味い安い入れない店紹介3軒目は立ち呑み天婦羅喜久や。立ち飲みというとおっさんが昼間から安酒あおってというイメージを抱きがちだが子連れ客や女性の1人客までいる。昨年10月にオープンして以来、何度か前は通っていたが待たずに入るには17時半までには行かないと。
天ぷらなので日本酒で。お店オススメの刈穂夏純米吟醸 六舟 Summer Mistをいただく。飲み口爽やかな キリリとした辛口のお酒で天ぷらとの相性もよさそうな飲み口。いくらでも飲めちゃいそうな軽やかさを感じる。飲みすぎないように注意しなくちゃという警戒心を抱くより早く、喉を通って心地よい気分にしてくれる。口の中に残る日本酒の香りも穏やか。
天ぷらを揚げてもらっている間にまずはオツマミを何品か。定番で安心感のあるメニューの中に珍しいから食べてみなくちゃ欲をそそるメニューが紛れ込んでいる。定番からはサラダ代わりのハムキャベツと枝豆を、珍しいメニューからはくさやチーズを選んだ。くさやチーズはスモークされたチーズにくさやをほぐした物が入っておりチーズの匂いはするがくさやの匂いはしない。くさやの濃厚な味はしっかり感じられるチー鱈の超高級版。
美味しいオツマミを食べ、お酒を味わっているとオーダーしてあった天ぷらが次々と運ばれてくる。まずは大根、万願寺、稚鮎、れんこん、イカ。面白さでいうと大根が絶品だ。揚げることによって大根の甘みが引き出されており生の大根やおでんなどで味わえる煮た大根とは全く違う大根の味を発見することになる。ほかにも味付きの玉子の天ぷらや明石焼き(たこ焼き)を天ぷらで揚げた物など珍しいから頼んじゃう変わり種を楽しむ。奇をてらっているだけではなく面白く美味しい。
ニセンベロ狙いなら最初のオーダーで打ち止めだがこの日はたらふく食べて飲むコースなので天ぷらを追加。しいたけに谷中しょうがで手堅く。うなぎの蒲焼、辛子めんたいこの天ぷらで冒険。しいたけが美味しくてびっくりした。うなぎの蒲焼と辛子めんたいこの天ぷらはなるほど!!って感じで楽しめる。天ぷらなので結構お腹いっぱい。お酒もしっかりオカワリしてこれで1人3000円台のお勘定なのだから並ばなきゃ入れないわけだと納得。
著者: へた釣り