お尻の受難でしばらく釣りお休み宣言していたのに1週間ももたなかった。医者に「行っても大丈夫」と言われると居ても立ってもいられない。金沢八景・一之瀬丸のウィリー五目をすぐに予約。少し不安もあったが、終わってみれば乗る前より体調がよい。東京湾の潮風は万病に効く!
カイメイ スペシャル 30-210への入魂を済ませておきたいという理由で、ウィリー五目へ。体への負担が少ない半日船のLTアジやメバルって選択肢もあったが…こういうときは妥協せずにやりたい釣りをやるに限る。ただし、行きの電車で既に泣きごとがもれ始める。電車の椅子が硬くってお尻がどんどん痛くなってくる。釣り用にドーナツクッションは持ってきていたので膨らませようかとも考えたが、それなりに混んでいる電車でクッションを膨らませる勇気はなかった。
船宿に着くと、ウィリー五目船は片舷3人の6人とオマツリを気にしなくていい混み具合。船長からのアナウンスは「1時間20分ほど走ってポイントに向かいます」だった。洲崎沖へ行くので、既に頭の中ではクーラー満タン確定。カイワリ、キントキ、アマダイあたりが欲しいなぁと虫の良いことを考えていたのだが、ポイントに到着し、5メートル幅を2往復したあたりで、あれれ~?となる。魚信がない。底に入れればヒメは釣れるが、ヒメ以外の魚は行方不明な感じ。
とにかくウィリーに魚が触れてこない。ようやく魚信があっても、下針に付けたオキアミに食ってくるだけで、ウィリーはどれだけシャクっても相手にしてくれない。オキアミでポツン、ポツンと魚を拾っていく。トゴットメバルやアカイサキが釣れるが、オキアミのみでの勝負なので追い食いを期待できず数が伸びない。ウィリー針にもオキアミを付けるべきかと悩むが踏ん切りはつかずウィリーで勝負する。
その後もぱっとした群れに当たらないようで、散発的には釣れるが…今日はツ抜けが厳しいんじゃない?という展開。水深100メートルくらいのポイントでまずまずサイズのチカメキントキが釣れた。こうなると我慢できずに、ウィリー針にもオキアミを付けて、キントキの重量感のある引きを楽しむことに。タナを2往復くらいシャクれば魚信はあるので報われる。キントキのおかげでなんとかツ抜けし12匹。
釣り始めてから釣り終わるまでお尻の受難のことはきれいさっぱり忘れていた。電車で痛かったのだから、船上でも痛いはずなのに、ほとんど気になることなく終了。しかも……船に乗る前より降りた後の方が症状が収まっている。東京湾の潮風は万病に効く!というのは本当かも。さらに釣れなくても……効く(´∩`。)ってことを身をもって実証したよ。
著者: へた釣り