大阪人のソウルフードといえばたこ焼き、お好み焼き、けつねうどん。昨今流行りのロカボにもグルテンフリーにも真っ向から対立する粉物食だ。もう1つ追加したい。猛暑だ真夏だという声を聞くと、串揚げが猛烈に食いたくなる。キンキンに冷えたビールと串揚げ、ソースは二度漬け禁止!!
恵比寿にはニセンベロが狙えるお店からさまざまな工夫が凝らされコース料理のような趣向が楽しめるちょっぴりお高いお店まで串揚げ屋がたくさんある。今回は恵比寿神社のすぐ近くにある恵比寿串揚げ 流で会社の仲間とちょい呑みディナー。串揚げは1本100円から280円という価格帯なので安酒というわけでもなく、すごくお財布に痛いというわけでもない。ちょうど身の丈にあった感じのお店だ。串揚げは身の丈にあったお店でがっつり食ってたらふく呑んで楽しみたい。
キンキンに冷えたビールとともにが理想ではあるが、串揚げの衣は糖質をしっかり含んでいる。せめて飲み物ぐらいは糖質オフを意識しようと、芋焼酎(鬼火)を水割りでもらう。四人が座れるテーブル席にはおかわり自由のキャベツ、串揚げを置いてくれる網、そして中央にたっぷりのソースが置かれている。「二度漬け」禁止マークが書かれているのがお約束。
まずはハムカツ、うずら、レンコン。揚げたてを熱々のうちに食べられるペースで持ってきてくれるのがうれしい。ハムカツは薄めでカリッと揚がっていた。うずらは串揚げになくてはならない鉄板の一串。レンコンはサクッとした食感がたまらない。これまた串揚げになくてはならない一串だと思う。続いて運ばれてきたのがお店オリジナルの重ね串からチーズカツカレー。チーズをお肉で巻いて、お肉の周りにカレー粉をまぶして串揚げにしてある。何!? このお子様な味の掛け合わせ…なわけだが、美味いんだ、これがっ!! 紅ショウガも大阪人なら食べておかないと串揚げを食べた気がしないというはずせない一串。
各自好きな串揚げをオーダーする。笹かま、ゆばなんて変わった物もあり楽しい。肉も魚介も野菜も串揚げにすると美味しさが5割増しになっているような気がするのだから魔法の料理法である。串揚げに欠点があるとすれば1つだけ。撮った写真が全部同じような茶色の物体にしか見えないってこと。ブログに掲載するにあたって絵的にちょっぴりさびしいが、こういう食べ物なので仕方がない。
著者: へた釣り