医者から「100人に1人の回復♪」と言われた生活習慣の悪夢との戦い。この2カ月で血糖値は395→124。HbA1Cも13.1→6.8。糖尿病との戦いは目途がついたと安堵してたら、今度は尿酸値が5.1→9.4と急上昇。糖質が低くてプリン体を含まない食べ物を調べると…食えるもんないっ!!
糖質を1日75グラム以下の摂取に抑えて、インスリンの分泌量を減らしこれまで酷使してきた膵臓を労わるというのがこの2カ月の方針だった。とにかくすべての食品の糖質をチェックして、三食きちんと食べて70グラム±5グラムの範囲に糖質を抑えるようにしてきた。体重もこの2カ月で18.5キロ減。BMI値で25を切ったので、健康診断で肥満と言われないようになった。糖質オフでお世話になった店や食品をいくつか紹介。
満足感のない食事を続けていると、ダイエットも闘病も挫折する。ふすまは小麦粒の表皮部分。これを製粉した物がふすま粉で、小麦粉と比べて糖質が少なく、食物繊維、鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅などが豊富。最初は某コンビニのブラン(=ふすま)パンを買っていたのだが、味的にどうも満足できない。そんなとき見つけたのがフスボンの「プレーンミックス」。1個食べても糖質6.43グラム。食パン(6枚切)1枚の糖質が27グラムなので糖質1/4で美味しいパンを食べた満足感を得られる。さらに糖質の吸収を抑えるのにオリーブオイルを付けて食べると完璧。
デブというのは例外なく、脂物が好きなものである。当然、へた釣りも揚げ物が大好きで、イサキもアジもお刺身で食べられない分はフライにして食べる。フライという調理法は小麦粉、卵、パン粉の順に付けて油で揚げるわけだが、小麦粉もパン粉も50%以上が糖質。大好きなフライが食べられなくなるかもというのが糖質オフ最大の懸念だった。小麦粉をふすま粉に、パン粉をアーモンドプードル(粉)に置き換えることで糖質を大幅に抑えたフライを作ることができる。パン粉のザクッという食感まで再現したければ、アーモンドスライスを粗く手でつぶした物をアーモンド粉に少量混ぜるといい。
血糖値がとんでもない数値だと知った直後はおやつへの欲求なんて起こりようもなかったわけだが、数値が落ちついてくるとおやつが欲しいなぁ~と。某スーパーで売られているおやつの糖質を片っ端からチェックしてみたが、1日75グラム規制内で食べて問題なさそうなおやつは、こんにゃくゼリーや寒天くらいしか見つからない。そんなもんおやつとして食いたくない。辛抱強く探し続けて見つけたのが福楽得の「国産うずらのほっくりたまご 燻製風仕立て」。1個あたりの糖質は0.4グラム。食べるとしっかりと甘味がある。卵はビタミンC以外のほとんどの栄養を含む万能食。おやつ代わりに1日に1個か2個食べる。糖質オフのおやつはちょっと変わったお酒のつまみを置いているお店で探すのがよい。
と、まぁ、いろんな工夫と努力をしながらこの2カ月やってきたわけだ。釣りもそうだが、ダメな状態をなんとか一発逆転してやろうとあれこれ考え実行するのは楽しい。だから生活習慣の悪夢との戦いもそれなりに楽しみながらやれている。尿酸値がいつ痛風発作が起きてもおかしくない状態になったのは計算外だった。プリン体の多い魚や肉まで摂取制限がかかるとさすがに悪夢を楽しむ余裕がなくなりそう。方針は痛風はビールを飲みながらでも治る!そうなので、水分摂取量さえ増やせば尿酸値は下がると信じて、食事は変えない。カワハギがキモパン(プリン体多い)になる前に尿酸値下げるのが目標。
著者: へた釣り