糖質オフ生活の外食には居酒屋推奨と書いたが、中でもこの居酒屋チェーンは糖質オフ飲みに神対応なのではないかと思えるお店を発見した。「くいもの屋わん」というお店。女子会での利用を想定しているのかお通しがサラダでおかわり自由。100円追加でサラダの味まで変えられる。
糖尿病で糖質オフ生活をしていると、飲み会などの席でいろいろな人に気を遣われちゃうのである。大好きなお酒は焼酎を中心に蒸留酒なら飲めるし、料理だって食べたい物があれば勝手に頼むので気にしないでほしいのだが……オーダー時にメニューを指して「これなら食べられますか?」と聞かれたり、箸を置いているともしかして食べられる物がないのではと心配されてしまうことも。糖質オフ生活前に比べると、食べる量が減っているだけだから気にしないでと言いたいが、食いしん坊が食べ物を前に大人しくしていることによほど違和感があるらしい。
くいもの屋わんのお通しサラダは、食べる物ちゃんとあるよぉ~とアピールするのに最高のシステムだ。何と言ってもお通しなので頼まなくても出てくる。でもって、野郎ばかりの飲み会ではあまり人気のないサラダなのでほぼ独り占めできる。さらにおかわりまで自由というのであるから、常に食べられる物ちゃんとあるよ~っと目の前に置いておける。+100円でシーザーサラダやバンバンジーサラダ、ツナ&豆腐サラダにバージョンアップできるのだから飽きることもない。サラダの食物繊維とドレッシングの油で血糖値の上昇も抑えられるのだから言うことなしだ。
で、みんなが頼んだ料理で食べたい物があったら手を伸ばすというスタイルが糖質オフ飲みの理想ではないかと思われる。糖質量がちょっと多いけど食べたいなぁという一品でもほんの少しだけ取り分けてもらえば糖質量を低く抑えられる。くいもの屋わんの料理はチェーンの居酒屋にしては美味しかったので、ちょっと食べすぎてしまったような気もするが…たまの飲み会なので、飲みすぎた分、食べ過ぎた分は翌日以降の節制で取り返す。
★お気に入りの料理ベスト3。お店が暗かったので写真が手ぶれしているがご容赦。
「手づくりとろ~りチーズつくね」。これは絶品。つくねを割るとその名の通りとろ~りとチーズが溢れだしてくる。つくねには軟骨が入っており、食感の変化もあって面白い。卵の黄身を絡めて食べるとたまらない。タレの量も少なく、鳥肉、卵、チーズなのでこの1皿でMEC食になっている。当然、糖質は気にしなくていい。
「イタリアペッパーポークの卓上スモーク」。みんなが〆の糖質を食べているときに、一人で食べたのがこれ。土鍋に入って卓上に運ばれてきて、固形燃料の火が消えたら食べ頃ってことみたい。ほどよい厚さのお肉なので食べ応えあり。燻製の香りのよさよりもコショウのスパイシーさの方が印象に残っている。
「わん流生春巻き」。生春巻きは皮の部分の糖質がちょっぴり気になるが、1切れくらいなら問題ないだろうと考えて食ってみた。久しぶりというのもあって、春巻きってこんなに美味い食べ物だったのかぁ!!と驚いた。具はほとんど野菜でサーモンが少々って感じで糖質は皮以外に含まれていないので糖質量も問題なさそう。
★続いていっぱいは食べられなかったけど少しだけ食べられてうれしかった2品。
「皮付き山芋のステーキ 」。青森産のヤマイモをバターと醤油で炒めた物。ほかの参加者の反応を見ていると一番人気だったのはこれ? 少しだけ、1枚の1/8程度だけ食べたが、確かに美味かった。もう少し食べたかったなぁって気もするが、ヤマイモの糖質量を考えると無理はできない。ちなみにヤマイモは生なら血糖値の上昇を抑えるので、もう少し食べれらる。
「おたふくオムレツ」。大阪で生まれた男の血が騒いで、食べない方がいいのに食べてしまった一品。焼きそばとタコ焼きを包んだオムレツである。最近、健康的な食事ばかりしている(つもりな)ので、ジャックな食い物が無性に食べたくなることがある。ほとんど卵だけの部分をほんの少し食べただけだが、それでもうれしい♪
著者: へた釣り