糖尿病だってクリスマスくらいは家族とともに楽しみたい。チーズをメインにシャンパンを飲んでし~あ~わ~せ~な時を過ごす。冬に美味しいとされるチーズセットを買ってきて、クリスマスっぽい物を少し追加し作ったチーズプラトーでちょっぴり贅沢気分。辛口のシャンパンともよく合う。
最近のパターンでチーズが欲しくなったらチーズ専門店のフェルミエ渋谷店に行く。福袋的に詰めせになっているチーズセットがいろんなチーズを食べてみたいというチーズ初心者のニーズを満たしてくれる。今回購入したのは、そのものずばりクリスマスセット。冬場に美味しくなるというチーズが4種類袋に詰められている。癖がなく食べやすそうな物ばかりだったので、ウォッシュタイプのくせ者系チーズを2種類ほど加えてクリスマス用のチーズプラトーを作ってみた。
(前列右から)
モンブリアック
フランス 牛乳 青カビ
フランスのオーヴェルニュ地方で作られている、誕生して20年ほどしかたっていない新しいチーズであるらしい。乳脂肪分が55%もあり、超ミルキー&クリーミーな味。青カビが点在しているが、青カビらしい刺激はほとんどなく…口当たりが良すぎて、青カビチーズを食べてるって感じがほとんどしないのが逆に残念かなぁ?
コンテ8+
フランス 牛乳 セミハード・ハード
フランスで最も生産量の多いチーズがコンテ。最低熟成期間はAOPで4カ月と定められているが、6カ月以上熟成し審査で15点以上(20点満点)を獲得するとコンテ・エクストラを名乗ることができるようだ。コンテ 8+は8カ月以上熟成されているコンテ・エクストラ。若いコンテと食べ比べると、ミルクの味や香りがさらに濃縮されたことが分かる。
ラングル
フランス 牛乳 ウォッシュ
アナトー入りの塩水で洗われることでできる明るい黄色をした薄めの外皮。その中央に泉(フォンテーヌ)と呼ばれる窪みがあり、そこにマール・ド・シャンパンやマール・ド・ブルゴーニュを少量入れて味わうのが通らしい。匂いは強烈と聞いていたので覚悟していたが、想像してたよりは控えめだった。ドロリと溶けた生地は濃厚なミルク味で塩っ気が強い。生地の硬い部分は少し酸味があり熟成の進み具合によって2つの味を楽しめる。
(後列右から)
ブリア・サラヴァン ア・ラ・パパイヤ
フランス 牛乳 フレッシュ
プラトーの主役は間違いなくこれ。美食家の名を冠した最高のデザートチーズの周りにダイス状にカットされたドライパパイヤが散りばめられている。ブリア・サラヴァン単体で十分美味しいのに、ドライフルーツの甘味が加わると、チーズというよりはケーキそのもの。見た目にも鮮やかでプラトーの華やかさを急上昇させてくれる。
カマンベール パストリゼ(ロワノルマン)
フランス 牛乳 白カビ
元祖カマンベール(ド・ノルマンディ)は無殺菌乳で作られるため風味も味わいも強いが、殺菌乳で作られるカマンベールはマイルドでクリーミィな味わいになる。白カビチーズを食べ慣れてくるとインパクト不足で物足りないと感じるが、子供でも問題なく食べられるので、クリスマスセットの白カビチーズにはぴったりかも知れない。
グレン・オ・レ クリスマスビール
フランス 牛乳 ウォッシュ
デンマークにて11月に解禁され、風物詩として楽しまれているのがクリスマスビール。11月からビール片手にクリスマスを心待ちにするなんてどんだけクリスマス好き?と驚くが、チーズにまでクリスマス気分をってことで表面をクリスマスビールで洗っちゃったのがこのチーズ。もっちりとした食感のチーズで後味は濃厚なミルク味。
これらのチーズに合わせたのがシャンパーニュ・ドゥヴォー・クラシック/グランド・レゼルヴ。香り豊かで辛口のシャンパンで、少し甘めのチーズともよく合って満足度は極めて高かった。ところで白シャンパンって糖質量高めじゃなかったっけ? …確かにそうだけどこういうときは気にしない方向でwww
著者: へた釣り