毎日昼食はおそばでよかったってくらいのそば好きである。糖質オフ道楽で一番つらいのはおそばを食べられないことかも。本日は年に一度のおそば解禁日。不摂生と言われても年越しそばは食べる! どうせならとびっきり美味しいのを食べようと恵比寿・板蕎麦香り家の開店に並ぶ。
恵比寿駅の東口を出て信号を右折、ガーデンプレイス方向に向かう緩やかな坂を少し登ると右手の路地にうっすらと「そば」と書かれた木の看板。その奥にある小さな引き戸がお店の入り口だ。11時開店なので10分くらい前に店に着くように行ったのだが、既に行列ができている。待つこと40分。そば食べるのに40分も待ってられるか!!と癇癪を起こしそなものだが……年に1度のそばをここで食おうと決めたので、ほかの店で食べるなんて考えられない。それくらい美味いし、他所では食べられないそばなのである。
本日は妻&子供たちと一緒。席に通され、大人はおためし蕎麦切り(そばつゆとゴマだれ付き)、子供たちはそれぞれ鴨南蛮と鴨汁そば切りを頼む。だし巻き玉子が猛烈に美味しいのでそれも追加。そばが出来るまでの間、テーブルに置いてある蕎麦米を齧る。そばの実を揚げて軽く塩を振った物でポップコーンならぬポップそばって感じの食べ物。お酒のつまみの乾き物にぴったりの食べ物だ。そうこうしているうちにだし巻き玉子が運ばれてくる。少し甘めの出汁をたっぷり使ってふんわりと焼かれており絶品。外食先で食べた美味しいだし巻き玉子ベスト5には確実に入る。食べざかりの子供2号は牛ごぼうの炊き込み御飯も頼んでいた。
そうこうしているうちにおためし蕎麦切りが運ばれてくる。新潟のへぎそばのように板の上に盛られている太めのそばが特徴。そばの香りをしっかり感じられるし、コシもあるのでのど越しのよさを楽しむことができる。たれはそばつゆとゴマだれの2種類。そばつゆはカエシが力強いのであまりたくさん付け過ぎないで食べるのが正しそう。ゴマだれがこれまた濃厚だがこちらはたっぷり絡めて食べるのが正解のような気がする。そばは細切り(といっても普通より太い?)をオーダーすることもできるが、もりで食べるなら太い方がオススメかな。鴨汁も鴨の脂と焼いたネギの香ばしさが絶品だ。
著者: へた釣り