新年会の締めくくりは会社の仲間たちと。糖質がどうだこうだとうるさいのでお店選びをまかされたのだが……散歩の途中で見つけてしまった自然薯のノボリが頭から離れない。芋類なので糖質は…でも大好物。旬は2月くらいまでなので今食べておかなきゃ…ってなわけで糖質オン道楽!!
目黒川に沿ってブラブラと寄り道をしながらお散歩をしていると目に飛び込んできたのが自然薯と大書されたノボリ。糖質オフ道楽を始める前は大好物だった食べ物である。自然薯の旬は11月から2月くらいまで。何か食べられそうなメニューはないかなぁっとお店の前まで行く。楽喜DINERというお店だった。こうなると自然薯食べたい~~~~っ!!という想いを抑えられない。食いしん坊が過ぎて糖尿病になったわけで、元々我慢するのは苦手だ。というわけで今回は糖質オン!! 明日からまた節制する。
お酒は天使の誘惑があった。樫樽で長期熟成された芋焼酎で、プレミア価格で売られていることもある。ラベルに描かれた天使がかわいくないので一瞥するとこんなのに誘惑されてもなぁ~って気になるが、封を開けると芳醇な香りに驚き、口に含むともうどうにでもしてぇ~って気分になる。マイルドでバニラにも似た香りがある芋焼酎だ。ストレートで飲みたいとこだが…酔っぱらうと自然薯を楽しめなくなるので水割りで。お通しにもスライスされた自然薯が入っていた。軽く混ぜると粘りだす。続く料理への期待を高めてくれる。
例によってまずはサラダ。水菜と白菜のサラダを頼む。これにもスライスされた自然薯が少し入っていて和風なドレッシングも効いていて絶品。お次は自然薯そのものの味を味わえる自然薯とろろ。すりおろした自然薯にほんの少しの塩。お好みでワサビをということであったが使わなかった。塩加減が絶妙でとろろの甘味を引き出してくれていて口の中でなくなっちゃうのが名残惜しい。三皿目は出汁巻き玉子。これまたとろろのお出汁でふんわりと焼きあがっていて反則的な美味しさ。
自然薯は油と相性抜群の食べ物だと思っているので、揚げものと自然薯のコラボ料理を3つほど頼む。定番はやはり揚げとろ。とろろを海苔ではさんで揚げた物でこれはもう鉄板の美味さ。揚げたてを持ってきてくれるのでヤケドに注意。揚げナスの自然薯添えも揚げナスの甘味と出汁と自然薯の組み合わせの妙に感動できる一皿。鶏のから揚げにまで自然薯のソースが付いてくる。揚げものと自然薯の相性が抜群だってことを思い知らせてくれるぞ。
最後は楽喜DINERご自慢の楽喜とろろ鍋をいただく。キノコたっぷりのお鍋で自然薯とろろをからめて食べる。途中で溶き玉子を鍋にいれたり、とろろにタレ(甘い)や一味唐辛子を加えて、味を変化させることもできる楽しいお鍋だ。初めてだったのでノーマルな鍋を頼んだが、いろんなアレンジを加えてもOKなようで、チーズ出汁やカレー風味なんてオーダーもできちゃうようだ。次はお鍋の中にもとろろを入れて食べてみたい。揚げとろを少し煮たのも好きなんだが……そういう注文もOKかな?
というわけで、糖質オフが主題のはずなのに糖質をたっぷり摂取してしまった。ブログに書かずに秘密にしておこうかなぁとも思っていたのだが……書いてしまった。書かないともったいないくらい美味しかったのである。中目黒辺りでちょっぴり贅沢でヘルシーなディナーをってときにはオススメのお店である。
著者: へた釣り