マッチョになりたいというわけではないが、筋肉量を増やして基礎代謝を上げた方が体重も血糖値もコントロールが楽にはなる。柔道部員だった高校生以来30年ぶりに筋トレを少しだけやっている。六本木の筋肉食堂にマッチョ飯を食いに行った。食前に人生初のプロテインを飲んだよ。
糖質オフは糖質は制限するけれどたんぱく質の摂取量が増えるので筋肉は落ちないと言われているが、嘘だと思う。糖質オフを始めて最初の3カ月で体重は面白いように落ちたが、自分の腹筋や二の腕の状態を見ていると明らかに筋肉量が落ちた。釣りをしていて、「体重減ってタチウオにアワセ負けしてませんかぁ~」とからかわれたのをきっかけに筋トレを始めた。腹筋と二の腕は回復しつつある。体重は維持できているので体脂肪率が少しずつ落ちて行っているんだと思う。すごくマッチョな体になりたいわけではないが、趣味の釣りをするのに必要十分な筋肉は維持したい。
六本木の交差点から乃木坂方向へと向かう。東京ミッドタウンの外苑西通りを挟んだ向かいにあるのが筋肉食堂。肉だけ赤字のロゴがちょっぴりお馬鹿な感じだが、TOTAL Workoutで体を鍛えた店長さんが考案した低カロリー、低糖質、高たんぱくの食事を出してくれるお店だ。お店の前でお客さんに挨拶している、冬なのにTシャツ姿の店長さんを発見する。腕の太さが尋常じゃない。この腕だけで「今日の食事が明日の自分のカラダを創る」というお店のコンセプトが説得力を持つ。
どうせなら一番低カロリーで高たんぱく質な物をと「鶏ムネ肉のステーキ」を注文する。ステーキの量は200グラムと400グラムから選べる。400グラムだと多すぎる気がしたので200グラム。玄米、白米、キャベツ盛りのいずれかとスープがセットになっている。糖質を避けてキャベツ盛りを選ぶ。注文を取りに来た店長さんが卓上に置いていったのが小さなプラスティックのコップに入った怪しげな茶色の液体。正体は食前酒ならぬ食前プロテイン。プロテイン飲料は糖質を含むことを知っていたが量が少ないし、飲んだことがなかったので好奇心を抑えられない。ココア味だった。プロテイン自体には味はない?
続いてワカメスープが来る。味付けは少し塩っからい感じ。ほかの料理はすべて薄味で味が足りなければ卓上の調味料で自分で味を調節してというスタイルなので、スープの味は濃い目にしてメリハリを付けているのかな? 常連さんは卓上の調味料以外にも、レモンの絞り汁やワサビなどのオーダーしていた。
鶏ムネ肉のステーキはダイエット中なら200グラムで十分な大きさ。厚みがあり、ナイフとフォークで切少しずつり刻んで食べることになる。厚みのある肉は何度も噛むことになるので満足感が高い。まずは塩とコショウを少しかけて鶏肉自体の味を楽しむ。ムネ肉なのでどうしても味は単調である。飽きてきたらおろしポン酢や醤油、おろしニンニクなどで味チェンジする。鉄板が温かいうちにおろしニンニクを熱しておくのが香ばしくてオススメかな。
キャベツ盛りは本日売り切れでレタス盛りに。付け合わせのモヤシ、ブロッコリー、ニンジンはあるが、個人的にはもう少し野菜が欲しいかも。でも、筋肉食堂というコンセプトからすると、野菜を食べるならもう200グラム肉を食べて、しっかり筋トレに励め!!ってことかな? 以上で1000円。肉を400グラムに増量すると1500円になる。
著者: へた釣り