麺類や丼物をかきこむようにたいらげ血糖値を跳ね上げるという食習慣を捨て、健康的なランチを食べようとするとお店に入るときのアウェー感がすさまじい。代官山というだけで既に敵地の真ん中。ヘルシーランチの店ともなると…。サンクスネイチャーで男性客は俺一人なベジランチ!
サンクスネイチャーは恵比寿と代官山のちょうど中間あたりにある「美味しいのに体に優しい(Delicious but Healthy)」をコンセプトにしたお店。ときどき代官山周辺でランチを食べることがあると知ったとある女性から、「サラダなんだけど、ちゃんとお肉も摂れて満足感高いよぉ~」と教わった。メニューを確認すると39品目の野菜が使われているサラダに豚しゃぶ、ハーブチキン、角煮、天ぷらなどをトッピングしたランチを提供していた。お店は2階にあり、中の様子をうかがえないので少しビビリながらお店に入る。
板張りの床に木で作られたテーブルと椅子。女性客多数。男性客は俺一人。臆していても仕方がない。大人しくしていれば何、あの男って風に女性が反応することはない。サラダに網焼きした豚とろが乗っているサラダをオーダーする。生姜のスープとドリンク(紅茶を選んだ)がセットになって1000円。量が足りないと予想されたので大盛り(+200円)にする。運ばれてきたサラダは一目見て新鮮で瑞々しいのが分かる。盛りつけもきれいだし、豚とろの焼けた香ばしさとドレッシングのバジルの香りがする。豚とろは柔らかく。カロリーを気にせず食べられる量。サラダの四隅には味を変えるアクセントが用意されている。軽く素揚げた根菜類(ベジチップス)だったり、甘辛く煮たゴボウだったり、ほどよい酸味のあるピクルスだったり、食感が変わる木の実だったり。野菜そのものが美味いのか? サラダとして構成が上手なのか? 糖質オフ道楽史上最高のサラダだ。トッピングを全種制覇するまで通いたくなる。
サラダがあまりに美味すぎたので、食べた順番なんて無視して一気に書いてしまった。生姜スープは細かく刻んだ生姜とネギが入っていた。体が温まりそうでこの時期にはうれしいスープだった。生姜の味と香りが濃厚で、サラダを食べながら口の中をすっきりさせたいときに少しすするといい感じ。紅茶はダージリンティで量は多め。ハーブティもあるみたいでダイエットによいハーブティもある。次はそれを頼んでみよう。
著者: へた釣り