「たまにはいい物食わせろ~!!」と妻が言う。逆らうことはできない。妻の言ういい物は美味しいだけでなくリッチな気分も味わえなければならない。夜だと高くつくのでランチで…頭の中を検索すると……あった!! 代官山・清香園で黒毛和牛の焼肉ペアランチ。これなら文句あるまい!
恵比寿駅の飲み屋街のはずれ、五叉路を代官山方面に行く。この辺りのお店は恵比寿店だったり代官山店だったりするから面白い。店ごとに名乗りたい方を名乗っている。九州を中心に焼き肉店を展開している清香園は代官山店だ。鹿児島産の黒毛和牛の焼き肉が楽しめるお店で、夜のコースは4000円からと国産和牛の焼き肉店ではリーズナブルな価格設定だ。面白いのはカップルには割引があり、カップルコース(2人で7000円から)は通常のコースよりも1人あたりの価格が安いだけでなく、コースの内容が少しグレードアップしている気がする。カップル優遇…実はランチにもある。黒毛和牛の焼肉ランチは通常1510円からだが、ペア(カップル限定ではない?)なら2560円で2人前。1人1500円以下で妻の「いい物食わせろ~!!」に応えられれば申し分なし。
よく考えると久しぶりの焼肉だ。ペアランチをオーダーすると、まずはコンロに火が入る。続いてタレが運ばれてくる。焼肉用のタレは2種類。少しドロリとした味噌ダレとさっぱり系の醤油ダレだ。豚肉用にと説明されたゴマ油、そしてキムチが盛られている。サラダは少なめだが、このあとチシャも出る。ご飯は白米か十穀米を選べるので、少しでも糖質を減らすために十穀米にした。
サラダを食べ終わったころに肉が運ばれてくる。ペアランチの肉は4種類。モモカルビ、カルビ、塩豚カルビ、あらびきウインナーだ。牛肉はあまり火を通しすぎないように両面の色が変わった程度が食べ頃だ。和牛なので、あまり噛む必要もなく、口の中で蕩けていく。1人1400円でこのクオリティの肉が1人あたり2人前分以上とたっぷりあるのだから「いい物食った」気分をしっかり味わえる。
豚肉は表面に焦げ目がつくくらいカリッと焼くのが好み。この方が豚の脂の甘みがしっかり感じられる。甘辛味噌のサムジュンを塗ったチシャにくるんで食べる。あらびきソーセージはソーセージ好きなのであるとうれしい。十穀米にワカメスープが付いて糖質はまぁOKとしても、カロリーはオーバーしちゃったかなぁ~。でも、妻の口から「昼間から贅沢な気分だよねぇ~」という言葉が聞けたので「いい物食わす」という目標は達成!!
著者: へた釣り