恵比寿最強の麻婆豆腐伝説がチャックフラップで始まった？

前は何度も通っていた。なんだかこじゃれたステーキ屋さんができたと思っていたが、ランチの予算には合わないので縁のない店だと思っていた。ところが、突然、ランチに麻婆豆腐650円の文字が……何が起きた？と驚いていると遂には中国料理なるノボリまで。これはもう行くしかない。

恵比寿最強の麻婆豆腐伝説がチャックフラップで始まった？
CHUCK FLAP（チャックフラップ）は、JR恵比寿駅東口を出て、最初の信号、びっくり寿司と松屋の間を少し進んだところにある。白い壁に木製のウッドデッキのようになっている入口。中の様子をうかがいにくいのでちょっぴり敷居が高い感じのお店なのだが…「TODAY's ピリ辛新メニュー 650円～」という黒板に加えて、中国料理なるノボリまで現れると敷居は随分と低くなる。店内はきれいな白いクロスが敷かれたテーブルが並んでいた。女性客1人もありみたいだった。

■糖質オフを忘れてご飯が足りねぇ～と叫びたくなる激旨の麻婆豆腐

ランチメニューは3種類。四川麻婆豆腐とライス（650円）、四川坦々麺（800円）、四川よだれ鶏冷麺（1000円）。いずれのメニューにも＋200円で焼売とライスかスープを付けられる。四川麻婆豆腐とライスに焼売とスープを追加した。テーブルの上には花山椒が置かれており、刺激は自分で調整できるみたいだ。運ばれてきた膳の上には麻婆豆腐と焼売が入った蒸籠、玉子スープとライス。蒸籠を開けると大きな焼売が1つ。「味は付いているのでそのままでお召し上がりください」とのこと。ピリ辛に舌が慣れてしまう前にまずは焼売をいただくと、豚肉の甘みや筍の食感などが感じられて、焼売だけオカワリ（200円）したくなる美味しさ。

これは麻婆豆腐の方もさぞかし美味かろうと期待して箸を進めると、想像以上の美味しさ。豆腐のフワッとした食感とひき肉の旨味、ラー油と山椒の刺激が混然一体となって口の中に襲い来る。最後に残るのはピリ辛感。これはご飯が進む。レンゲで少しずつすくってご飯にかけて食べるのがいい。ご飯の量が足りなくてもオカワリできるので麻婆豆腐とライスの量のバランスは御随意にってことなんだろう。

麻婆豆腐は好物なのでほかの店でもよく頼むのだが……恵比寿最強の麻婆豆腐伝説がチャックフラップで始まったかもしれない。それくらい美味かった。夜のメニューが出ていなかったので、ランチはピリ辛中華で夜はこれまで通りにステーキとワインなのかな？と思っていたら、帰り際にお店の人から「夜も中華になってます」と教わる。四川よだれ鶏がオススメとのことなので、今度食べに来ようと決める。