夏休み最後の週末は子供たちとお食事会。自分で店を選ぶとどうしてもいつものお店になってしまうのでこういうときは子供たちに店を決めてもらう。2人でおしゃれで美味しそうで高くないお店を探して相談しているところから楽しそうだ。今回は籠女という鉄板焼野菜バルに行くことになった。
恵比寿・籠女 KAGOMIは裏恵比寿という呼ばれるバス通りから1本中に入った細い道にある。何度か前を通ったことはあった。女子グループを中心に毎晩繁盛しているお店だと知っていた。女性客中心の店はコスパがよいことが多いので気にはなっていたが、オサレとは無縁のおっさんが突撃するのは少々気遅れする。女子高生と女子中学生の子供たちに連れて行ってもらったって感じかな?
飲み物を注文するとお通しとしてサラダが運ばれてくる。このサラダがオカワリ自由で頼まなくてもボウルが空になっているのを確認すると店員さんがサラダを追加しに来てくれる。お酒は焼酎が置いてあったのでこれを水割りで注文する。子供たちはノンアルコールのカクテルで乾杯。お酒は飲めないのにカクテルで飲んだ気分を味わいたいなんて……将来呑んべ女子になっちゃわないかとちょっと心配。
お店のオススメのメニューを3品ほどオーダーする。カツオのカルパッチョ山葵ソースは薄くスライスしたカツオの刺身に生海苔とワサビのソースがかかっている。その上にはたっぷりのタマネギ。ワサビの刺激が鼻に抜け、お酒が進むお味。焼長イモ&ホタテはその名の通り香ばしく焼いた長イモとホタテを海苔で包んだもの。この組み合わせが不味くなりようがない。もちもちマッシュポテトは本当にお餅のような食感のマッシュポテトで持ちあげるとトローリと伸びる。長いミルで黒コショウをたっぷりかけてくれるパフォーマンスも楽しい。
お店の自慢の料理を少しずつ味わえる前菜盛り合わせは絶対に頼むべき。アナゴのマリネ、チリビーンズ、キャラメルゴボウ、ピクルスパテ、オリーブなど少しずつだがいろんな味を楽しめて、どれもお酒を美味しく飲める味になっている。赤ワインに飲み物をチェンジする。ワインは野菜に合うオーガニックワインがそろっている。
女子とはいえ18歳と14歳の子供たちの食欲は旺盛である。豚玉のお好み焼き、焼枝豆塩バターパルミジャーノ、焼きトマトカプレーゼを追加オーダー。お好み焼きは糖質たっぷりなのでパスしたが、パルミジャーノとカプレーゼとなるとチーズ好きとしては食べざるを得ない。皮に塩バターとパルミジャーノをまぶして焼いた枝豆は皮をしゃぶるようにして豆を口中に取り出すという最近流行りのタイプの枝豆。焼きトマトカプレーゼはトマトに豚肉を巻いて焼いた物にバジルソースとチーズフォンデュ風のソースをからめて食べる。カプレーゼとは別物だが焼野菜バルらしい一皿だった。
さらにデザートまで頼んでいた。お料理を7皿も頼んじゃったし、お酒もしっかりいただいたのでこれは相当取られちゃうかなぁ~と会計をお願いすると、え? そんな値段で大丈夫なの?というお支払いで済んだ。女子会に使われているお店はコスパがいいってのは本当なんだなぁと実感したよ。
著者: へた釣り