打ち合わせが終わって新宿駅に向かって歩いていると……焼き鳥のいい匂い。時計を見ると就業時間は過ぎている。こんなタイミングで新宿で解き放たれたら…我慢できずに目の前にあったアカマル屋に飛び込む。金の蔵と同じ系列で更にリーズナブルな価格設定が売りのお店だ。
こういう例えはかえって人を混乱させるとは承知しているが、大阪の通天閣近辺にあってもおかしくない店構えのお店が好きなのである。ガラスの引き戸で中が見えるようになっていて怪しくないよとアピールしているのだが、覗きこんでみると店は怪しくないけれど呑んでいる人の風体が明らかに怪しいというオチがつく。そんなお店で呑むのが大好きだ。なんて期待を抱いてアカマル屋新宿西口店を覗いてみると……ちょっと早めに仕事を切りあげたのであろうサラリーマンや学生っぽい人が中心で欲を言えば怪しさが足りないwww
まずお酒のメニューをチェック。生ビールは420円とちょっと高め。焼酎もグラスで380円と安酒屋にしては高めの設定だが、焼酎は水割りで頼むと中ジョッキに入れて持ってきてくれるのでお酒は2杯もあれば十分に酔えると判断する。サワーならもう少しだけ安くできるのだが、この手の店のサワーは糖質(シロップ?)が怖いので頼めない。
お店の名物は味噌もつ煮込み、出汁煮込み(おでん?)、炭火串焼きのようだが、お酒で760円を使う予定なので肴に使えるのは1091円まで。煮込みやおでんだと腹もちが悪そうなのでいつも通り油物作戦。安酒屋の定番メニューといえば、これ!! 赤ウィンナーとハムカツである。いずれも280円。赤ウィンナーは焼いたのではなく揚げてあった。少量のキャベツとカラシがうれしい。ハムカツは1枚を半分に切った物が運ばれてきた。魚肉系ではなくちゃんとしたハムだったがちょいっとボリューム不足。オーダーミスであじ大葉フライも一緒に盛られて運ばれてきたが120円の物で店員さんに苦情を言うのも馬鹿らしいので黙っていただくことに。
追加できるのは高めの物1品か安い物2品。お店の推しのメニューから何か1品くらいは頼むべきなんだろうけど、なんとなくとろたく(380円)を頼んでしまう。刻んだトロにタクワンを混ぜた物で海苔に巻いて食べる。すご~く美味しい物でもないが、とろたくを箸の先でちょんとすくってダラダラ食べて呑むにはいいツマミである。わさびだけでもツマミになるのでこれで焼酎2杯を呑み終えてお会計。1820円+税で1966円。ニセンベロ成功だ。
実は同行者がいて、彼はもつ煮込みと串焼き(豚ハラミ・タレ)を頼んでいた。この組み合わせでも十分にニセンベロを狙えそうだが…デブの習性で油物があるとどうしてもそっちに行っちゃうんだよね~www
著者: へた釣り