示し合わせてってことはないと思うが広尾商店街はにわかに沖縄料理が流行っている。何度も店の前を通り看板を見ているうちにどうしても気になるもんで、古参の花唄というお店のランチへ。沖縄そばは糖質的にNGなので、ちょっぴりジャンクな香りがするBBQスパムエッグを食べた。
広尾商店街に、沖縄食堂HanaHanaというお店ができた。1階がカウンターで夜でも定食目当てに気軽に入れるお店だ。2階はテーブル席で泡盛であーり乾杯!に使える。ちなみに「はなはな」というのは沖縄の方言で乾杯を意味するらしい。もう1軒、ステーキ58もオープンした。58とは国道58号線のことで沖縄では「ごっぱち」と呼ばれる。ステーキ58もステーキごっぱちと読むのが正しい。沖縄ではお酒の〆にステーキを食う習慣があるそうだ。58では沖縄スタイルのステーキと海ブドウなどの沖縄料理を食べられる。花唄だけは最近できた店ではなく、もともと広尾で沖縄料理といえばここというお店だった。夜には何度か行ったことがあり、泡盛飲んで沖縄料理をいろいろつまんで楽しめる。スパムを使った料理もあり、それが美味しかったのを覚えていた。
ランチメニューは定番の沖縄そばやゴーヤチャンプル定食などがあるが、どうせなら花唄でしか食べられない沖縄らしい食べ物をということで、スパム明太子マヨエッグかBBQスパムタルタルエッグの二択に。値段は両方900円で+200円で味噌汁を沖縄そばに変えられる。少量なら沖縄そばもありかなぁと心揺れるが、ランチで訪れるのは初めてでご飯の量が分からないので、我慢。明太子は沖縄っぽくないのでBBQにする。まずはドリンクが運ばれてくる。ウーロン茶を頼んだがこれは失敗。食後に飲むことを考えてアイスコーヒーにしておけばよかった。
BBQスパムタルタルエッグが運ばれてくる。5ミリ厚くらいのスパムを焼いた物が3枚。少しとろみがある甘辛系のBBQソースがかかっている。その奥には目玉焼き(目玉なので卵2個)。その上には自家製のタルタルソースが乗っている。肉の旨みを閉じ込めた加工肉+BBQソース、玉子にマヨネーズベースのタルタルソース。この組み合わせの相性が悪いはずがなく。お子様舌が大喜びする分かりやすい美味しさだ。これに小鉢のポテトサラダ、ご飯、漬け物、味噌汁が付いている。ご飯は少なめで糖質オフにはちょうどいいが、ポテトサラダで帳消しかな。ジャンクなというよりは沖縄の家庭の味が楽しめた。
著者: へた釣り