糖尿病だと発覚した4月4日のHbA1cは13.1%。昔なら入院して血糖値管理が必要な状態と説明された。この日からダイエット&血糖値管理に本気で取り組み始めた。最初の目標は7%以下。次の目標は6.2%以下。最終目標は健康診断で文句を言われない5.6%以下だった。達成した!!
HbA1cは赤血球中にあるヘモグロビンが糖と結びついてできる物質。一度できたHbA1cは赤血球が入れ替わる2カ月から3カ月の間、血液中に存在し続けるため、過去数カ月間の血糖値の状態を計るために計測される。血糖値なら酷い話、食事を摂ったと申告して実際には摂取していなければ、あるいは少し知恵をつけて直前に糖質を一切含まない食事だけを摂っていれば嘘をつかずに低く抑えることが可能だ。HbA1cは過去1カ月、2カ月の状態を測られるので瞬間芸では誤魔化しがきかない数値である。
基準値は6.2%以下だが、健康診断で5.6%~6.2%が出ると、健康指導を行う医者からこのままだと糖尿病に進む可能性があるので生活習慣を改め、メタボの解消、禁煙、定期的な運動などを勧められる。経験のある人は分かっていると思うが、このときの医者の態度は非常にウザいwww
6.2%~6.5%の人は糖尿病予備軍と診断され、このままの生活を続けていると5年以内に糖尿病になるってことで、健康指導よりももっと厳しい指導が入り、食生活の改善を行うように言われることになる。
6.5~6.9%の人は空腹時血糖値などの検査が行われ、空腹時血糖値が126mg/dlを超えると糖尿病と診断される。一度糖尿病の診断を免れても、糖尿病の疑いありってことで定期的に血糖値やHbA1cの再検査を受けることになる。
7.0%を超えると糖尿病の合併症である、腎症、網膜症、神経障害などが起きるリスクが大幅に高まり、8.0%を超えると合併症はかなり進行し、この状態が長く続くと人工透析、失明、壊疽、心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが増してくるらしい。
と、勉強してみると、13.1%がいかに危険でとんもない数値であったかが分かる。糖質オフ後のHbA1cの推移はこんな具合。
糖質オフを始めた2カ月後の6月の診察から劇的に数値が下がり始め、7月には糖尿病ではなく予備軍の数値に。8月はギリギリ健康診断で健康指導を受ける数字。9月になってやっと糖尿病を疑われたり、指導を受けたりしないで済む数値になった。
目標を達成してニヤニヤしてると、医者も「やりましたね、最初の1カ月を見て意志が強いのでやれると思ってましたよ」とうれしいことを言ってくれる。ただし、それに続く言葉は「油断して元の生活に戻らないように。改善したインスリン抵抗性は高血糖状態が何日か続くと、すぐに元に戻ります。たまにハメを外す(お酒好きと伝えてある)くらいはいいですが、連日やると必ず元に戻りますからね!!」とぶっとい釘を刺される。「ちゃんと継続できてるかチェックするためにも、毎月のHbA1cのチェックは続けていきましょう♪」……大嫌いな注射(採血)から解放されるのはまだ先になりそう。
著者: へた釣り