打ち合わせは同じ場所で連続する。本日も麻布十番にてランチタイム。正月太り解消のために今日もクリスプ サラダ ワークスに行こうかとも思ったのだが、通いすぎると飽きてしまうので方向転換。麻布十番の六本木ヒルズ寄りにあるフロマージュカフェ・フェルミエでチーズランチ。
フロマージュカフェ・フェルミエでチーズの盛り合わせを食べるのはこれが2回目。前回は「よく分かってないので、比較的食べやすい物を」とお願いしたところ、いろんなタイプの食べやすいチーズを体験させてもらった。その後、自分でもいろんなチーズを買って食べ、苦手なチーズはないってことが分かった。今回は「前は初心者用のを作ってもらったので、もう少し進化した感じのを」とオーダーしてみる。こんな注文の仕方ありなのかどうか分からないが、「かしこまりました」とチョイスし盛りつけてくれたのがこれ。
「前回のと重なってないといいのですが」とチーズを説明してもらう。前回と同じチーズは1つもなかった。食べたことのあるチーズは1つだけで初めて食べる物がほとんど。
(左から)
アイリッシュ・ポーター
アイルランド 牛乳 セミハード
生地の黒い部分にはアイルランドの黒ビール、ポーターを練り込んである。黄色部分はチェダーチーズで黒と黄のモザイク状の見た目はインパクトがある。ねっとりとした食感で黒ビールの香ばしさと甘味を感じる。香りも少し香ばしい感じ。ビールと合うのかな?
マルゴ
イタリア 牛乳 セミハード
これまたビールを練り込んであるチーズで、マルゴというのはビールの名前。生地にも練り込んであるし、表面もマルゴというビールで洗って作られているそうだ。ビールというと苦いというイメージだがもっちりとした食べ心地が楽しく、ミルクの風味の奥にビールのコクがこっそり潜んでいるって感じ。ビール云々を抜きにしても美味!!
シュロプシャー・ブルー
イギリス 牛乳 青カビ
ミモレットと同じアナトー色素で色つけされた薄いオレンジ色の生地の中にグリーンの青カビが。カビの入り方は同じイギリスのスティルトンに似ているし、水分が少なくパサパサしているもの似ている。味も似ているように感じたが、青カビの刺激と生地の甘さのバランスがこちらの方が優しいような気がした。
ペコリーノ・ロマーノ
イタリア 羊乳 ハード
現在も作られているイタリアのチーズで最古の物の1つ。ローマ軍の遠征時の携帯食だったそうだ。塩っ気たっぷりで食べるとポロポロっと崩れる感じでいかにも昔のチーズって感じがする。少しずつ食べ、口の中に長めにとどめておくと、羊乳チーズの特徴である酸味と甘みを味わえる。
エポワス
フランス 牛乳 ウォッシュ
神のおみ足と例えられる強烈な臭いがするウォッシュチーズのはずなのだが、鼻がおかしいのか意外と平気。ドロリと溶けた生地のミルキーさはまさにチーズの王と呼ぶにふさわしい美味しさだと思う。もっとトロトロに熟成させたらどうなるんだろうと思うが、美味しすぎて熟成前に食べきっちゃうのである。
著者: へた釣り