行けるのは今週末かなぁと考えていたが堪え性のないおっさんなので、食べたいチーズが売り切れたらと考えると我慢できない。少し早めにお昼休みをとって新宿高島屋でやっている初夏の大北海道展に突撃してきた。いろんなチーズが試食できたしチーズ作りのプロのお話も聞けた。
テレビのニュースで新宿にNEWoManなる深夜までやっている複合商業施設ができたのは知っていたが新宿南口を出てすぐ目の前に、これまで改札から見えていた新宿高島屋に隣接してできていたとは気付いてなかったので驚く。せっかくなのでNEWoManの中も探索といきたいところだが、昼休みの限られた時間でかけ足で回るのはもったいないのでここは我慢し、またの機会に。NEWoManの脇を通り抜け新宿高島屋11階の催事場へと向かう。チーズコーナーはエスカレータを上がったすぐ目の前、一番目立つ一角にあった。
まずはウォッシュチーズの「チモシー」が美味しいと聞いたことがある半田ファームから。「僕が作っているんですよぉ」という気さくなお兄さんに売っているチーズをほぼ全種類試食させてもらう。チモシーはあまりクセのないタイプだった。セミハードの「オーチャード」、「トム・ハンダ」の3種類がセットになっている物が売られていたのでそれを買う。シェーブルチーズも1種類だけ売られていたので、「気になるなぁ~」と言っていると……「山羊乳好きならオススメのチーズありますよ」と教えてもらう。
オススメされたのは自分のところの「もどき de 山羊」ではなく、香林農園の「ポンヌプリ」という掌に乗っかるサイズの小さなシェーブルチーズ。レトロなデザインの包装がされたかわいいチーズだった。こちらも試食させてもらえた。真っ白な生地はねっとりとした食感だが、酸味が強めの山羊乳らしい軽やかな味だった。少し熟成させるといろんな表情をみせてくれそうなので購入。ポンヌプリが売られていたのは高島屋のバイヤー厳選チーズの売り場でほかにも気になるチーズがいくつかあったが予算超過しそうなので我慢。
どうせなら生産者の人から話を直接聞いてチーズを買うことに。北海道クレイルのカマンベールチーズは美味しいと聞いたことがあった。ここでも全種類試食させてもらいながらチーズの熟成のさせ方について教えてもらった。基本は野菜室で熟成させるのだが、早く熟成を進めたいときは1日に1時間だけ室温に戻すとよいらしい。逆にこれ以上熟成させたくない場合はチルド室に移せば熟成を止められるそうだ。「カマンベールチーズおいこみブルー」を買う。熟成が進むと青カビの香りや刺激が立ってくるそうなので教わった方法で熟成させてみようと思う。
著者: へた釣り