ザンギ、スパカツ、チーズだけを釧路の味として紹介すると、もっと美味しくて上等な食べ物やお店もあるでしょ!!とお叱りをいただきそうだ。道東の旬を味わえるお店にもちゃんと行ってきたので、お気に入りの3店を紹介する。海の幸も美味いが北海道は野菜がびっくりするほど美味しい!!
蕎麦といえば信州というイメージがあるが、蕎麦自体の生産量が日本で一番多いのは北海道である。街中を歩いていてもお蕎麦屋さんは結構あり、「そばの街 くしろ」なんてのぼりを見かけることも。釧路を代表するお蕎麦の名店が竹老園東家総本店だ。新そばの淡い緑色に似せるためにクロレラを練り込んだお蕎麦なんて……と最初は少し馬鹿にしていたが、食べてみると美味い!! お気に入りは無量寿そばというゴマ油風味のぶっかけ蕎麦。そば寿司、かしわぬき(鶏出汁のスープ)の竹老園名物3点セットをいただく。
釧路の人が使う「あずましい」という言葉が好き。吾妻のようにしっくりくるとか落ちつけるって意味だ。フレンチというと少し身がまえたくなるが、オルディネールは気楽に行けるあずましいフレンチレストランだ。道東の海の幸、山の幸を使った様々な料理を楽しませてくれる。今回、いただいた物の中では白いとうもろこしピュアホワイトのムースにウニを乗せた物がすごく美味しかった。ほかにもキンキやホタテなどの海の幸、キノコのスープなどの山の幸を織り交ぜての6皿のコースに大満足!!
北海道で一番のごちそうといえば、カニである。毎年、カニは絹というお店で食べる。ハナサキガニの甲羅と身の間にある黄色いドロッとした部分を楽しみ、毛ガニの身の甘みに癒される。この日は土用の丑の日だったのでうな重も。肉厚で大きなウナギでびっくりした。ご飯と蒲焼が別々に運ばれてきて、タレをもらって自分でうな重にするのが釧路流? ほかにもさんまジャーキーがお気に入りだ。
著者: へた釣り